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【販売終了】セーラムたばこの種類や値段は?吸ってみた感想も紹介

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アメリカの大手たばこメーカー、R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーがかつて世界初となるフィルター付メンソールシガレットとしてリリースしたセーラム。今ほどメンソールたばこの種類がなかった時代は、その代名詞のように言われた名ブランドです。

なお、日本で最後まで残っていた「セーラム・ライト・ボックス」は2024年5月下旬以降、在庫売り尽くしをもって販売を終了しました。現在、日本国内でセーラムを購入することはできません。

本記事では、このセーラムについてスペック、値段、ストーリーなどをご紹介します。

SALEM(セーラム)の価格

かつてセーラムブランドは、日本市場版でも多くのフレーバーを展開していましたが、終売時点で残っていたのはたった1種のみで、その価格は570円でした。メンソールたばこの中にはもっと安価なものもありましたが、従来からのファンに長く支持され続けた銘柄でした。

セーラムは最後の1種類まで絞り込まれていた

販売終了時点でのセーラムは、以下の1種類のみでした。

  • セーラム・ライト・ボックス

1988年の発売以来、変わらぬ味わいが魅力でした。発売当時はR.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーによるものでしたが、終売時点では日本たばこ産業が販売していました。以下がスペックになります。

セーラム・ライト・ボックス

セーラム

発売当時とはパッケージデザインが異なるものの、どこか80年代的な趣きのデザインが秀逸。もちろん、セーラム特有のキック感のある優れた喫味バランスとスッキリした味わいはそのままで、最後まで根強いファンを持つ銘柄でした。

タール7mg
ニコチン0.6mg
本数20本
価格570円(税込)

【レビュー】セーラム・ライト・ボックス

海外市場はわかりませんが、日本におけるセーラムブランドは終売まぎわにはセーラム・ライト・ボックスのみの展開でしたので、ここではオススメ銘柄として、このフレーバーのみを実際に吸ってご紹介します(以下は販売当時のレビューです)。

タール7mgというミドル的なスペックのボディは、メンソールたばこでありながらしっかりとした喫味が感じられ、この点も根強い支持の理由だと思いました。

メンソールたばこの中には「スースーしかしない」と感じるものもありますが、セーラム・ライト・ボックスはもともとのたばこ葉の風合いを殺さず、清涼感を加えている点が特徴で、このあたりは「フィルター付メンソールシガレット」として世界を切り開いたブランドならではの繊細な喫味設計のようにも思います。

メンソールたばこが乱立する中では、やや影が薄く感じなくもないセーラム・ライト・ボックスでしたが、メンソールたばこの本来の喫味設計はこれなのだ、と実感させてくれる銘柄でした。今となっては味わえないのが残念です。

セーラムのストーリー:セーラムはどのようにして生まれた?

ストーリー

今なお高齢の喫煙愛好家の中には「メンソール=セーラム」という認識を持つ人もいるほどのインパクトを日本のたばこ市場に与えたセーラム。1988年の日本での発売当時、それまでになかったタイプの新鮮な味わいとパッケージデザインが喫煙者たちに鮮烈に映り、「持っていること自体がオシャレ」といった風潮さえあったほどでした。

ただし、セーラムブランドのもともとの成り立ちは意外と古く、R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーが世界に先駆けて開発、発売したのは1956年のことです。

製品名の由来は街の名前から

このブランド名は、たばこ産業や繊維産業で栄え、R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーの拠点でもあったウインストン・セーラムというアメリカ、ノースカロライナ州にある街からとられたものでした。現在、ウインストン・セーラムは地元大学が牽引するカタチで、バイオテクノロジー、医療、ナノテクノロジーといったハイテク産業の街へと変貌を遂げ、R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーのたばこ倉庫なども買取し、ハイテク産業における研究所にするなどに転じています。

また、R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーは1990年代以降、分社化するなどし、その一部を日本たばこ産業が買い取るなどした一方、本体はイギリスのたばこメーカー、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社の子会社になるなど、M&Aが行われるようになりました。

この経緯からの喫煙者の素直な感想としては、かつてセーラムブランドを立ち上げたときのようなたばこ文化をリードするようなアツい印象のあるメーカーから、一企業になったような残念な印象を抱きますが、現在も、本国アメリカではR.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーが製造販売を継続し続けています。

ピアニッシモはセーラム銘柄だった?

ピアニッシモ

他方、このR.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーの複雑なM&Aに翻弄されたきらいがあるのが、セーラムブランドで、日本市場ではかつて複数の銘柄が存在し、ピアニッシモなども実はセーラムシリーズの1銘柄でした。

しかし、アメリカ以外の製造販売を日本たばこ産業が行うようになった2000年代以降、セーラムブランドの銘柄数はかなり絞り込まれていき、2000年代後半にはセーラム・ライト・ボックス以外の銘柄が廃止になってしまいました。

そして最後まで残っていたセーラム・ライト・ボックスも、2024年5月下旬以降の在庫売り尽くしをもって販売を終了。日本市場におけるセーラムブランドは、ここで幕を下ろすこととなりました。

メンソールたばこの草分け的存在のセーラムの味わいを楽しもう

かつて、メンソールたばこは「女性向けたばこ」といった印象があり、セーラムはその代表的な存在感がありました。しかし、セーラムブランドの一つだったピアニッシモが、女性向けメンソールたばこのブランドとして独立して以降は、セーラム自体はむしろ「昔ながらメンソールの味わい」を嗜む男性向けブランドに転じました。このことで、中世的というよりはどこか爽やかな男性像をイメージさせるような現在のパッケージデザインになったように感じられます。

いずれにしても、セーラムが、たばこの長い歴史に革命を起こしたブランドであることには変わりがなく、後続のメンソールたばこの追随を許さないような繊細な味わいでした。日本では2024年5月に販売を終了してしまいましたが、メンソールたばこの草分けとしてのストーリーは知っておく価値があるはずです。なお、セーラムから独立したピアニッシモブランドは現在もJTから販売されています。

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