【全7種】クールたばこの種類や値段は?おすすめの銘柄も紹介

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ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
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アメリカのたばこメーカー、インペリアル・ブランズの前身であるブラウン・アンド・ウイリアムソンというたばこメーカーが販売製造を始めやメンソールたばこ専門ブランド、クール。

その名の通りクールで、優れたパッケージデザインの印象から比較的新しめのブランドのようにも思えますが、その歴史は長く、2023年で90周年を迎えるブランドです。メンソールたばこの元祖であり、このクールブランドによって、世界中にメンソールフレーバーが浸透したと言われています。

現在、日本市場に流通するクールブランドのシガレットは全7種あります。本記事では、日本市場でのクールの全貌に迫りながら、オススメ銘柄を試飲。さらに、90年に及ぶクールのストーリーについても後半でご紹介します。

クールの価格【2022年版】

2022年現在、日本で販売されているクールのシガレットは全7種あり、いずれも20本入りで500円タイプ、580円タイプの2パターンの値付けです。近年、低タール・低ニコチンのニーズが多く、たばこブランドの中には、こういったモデルを中心に出すものもありますが、クールはあえてタール5mg ・ニコチン0.4mg以上の比較的ヘビーなモデルばかりを展開しており、クールブランドが持つ硬派な印象をうかがうことができます。

ただし、銘柄によっては、フィルターにパワーボールを搭載するといった最新技術を取り入れたものもあり、硬派でありながら柔軟な取り組みをおこなっている点もまたクール特有の不思議な魅力と言って良いかもしれません。

次に、クールブランドの全7種の詳細にフォーカスしご紹介します。

クールは7種類を展開

2022年時点で、クールは以下の7種類を展開しています。

  1. クール・ブースト・フレッシュ・5・ボックス
  2. クール・ブースト・フレッシュ・8・ボックス
  3. クール・ミンティ・シリーズ・ミンティーベリー・5
  4. クール・ミンティ・シリーズ・ミンティブースト・8
  5. クール・ライト・ボックス
  6. クールFK・ボックス
  7. クール・マイルドFK・ボックス

いずれもメンソール仕立てですが、重く強いたばこ感を味わせてくれます。

また、近年はリトルシガーモデルも販売されていますが、流通量が限られていること、またタール・ニコチン量不表示などから、本記事ではこれを除き、あくまでも完全なシガレットモデルの7銘柄のみをご紹介します。

それでは次にクールブランド7銘柄個々のスペックと細部を次にご紹介します。

クールFK・ボックス

グリーンのパッケージが印象深い銘柄で、タール12mg・ニコチン0.4mgとヘビーな設計になっています。硬派なメンソールたばこですが、コク深くアタックの強い喫味の奥に、フルーティな風合いも感じる完成度の高い一品です。

タール 12mg
ニコチン 0.4mg
本数 20本
価格 580円(税込)

クール・マイルドFK・ボックス

タール8mgと、クールFKボックスよりも抑えている一方、ニコチン量は逆に多い0.7mgというモデル。天然メンソールを、たばこ葉に吹き付けた仕様で、クール特有のたばこ感+メンソール感の一体感を味わうことができます。

タール 8mg
ニコチン 0.7mg
本数 20本
価格 580円(税込)

クール・ライト・ボックス

「ライト」という製品名ですが、タール5mg・ニコチン0.4mgというミドルスペックの銘柄。北海道産の天然ミントを100%採用し、クール特有のたばこ葉の絶妙なブレンドに加え圧倒的な爽快感を感じることができる一品です。

タール 5mg
ニコチン 0.4mg
本数 20本
価格 580円(税込)

クール・ブースト・フレッシュ・5・ボックス

タール5mg・ニコチン0.4mgのミドルスペックですが、フィルター内にはパワーボールというカプセルを搭載。すでにメンソール感のあるたばこ葉に加え、パワーボールを潰せばさらにメンソール感がアップします。

タール 5mg
ニコチン 0.4mg
本数 20本
価格 580円(税込)

クール・ブースト・フレッシュ・8・ボックス

タール8mg・ニコチン0.7mgのモデル。フィルター内のパワーボールを指でプチッと潰すことで、強いメンソール感を味わうことができます。もちろん、クール特有の優れたたばこ葉のブレンドも、このタール・ニコチン量により強く感じられるモデルです。

タール 8mg
ニコチン 0.7mg
本数 20本
価格 580円(税込)

クール・ミンティ・シリーズ・ミンティーベリー・5

ミントとベリーが融合させたクールのフレーバー系メンソールたばこシリーズのタール5mg・ニコチン0.3mgバージョン。清涼感のあるフルーティーな香りとミントのスキッとした吸い口が心地よい銘柄です。

タール 5mg
ニコチン 0.3mg
本数 20本
価格 500円(税込)

クール・ミンティ・シリーズ・ミンティーベリー・8

クール・ミンティシリーズの高タール・高ニコチンモデル。強いキック感と強いボディのある吸いごたえを楽しめる一品。この強い喫味に加わる北海道産の天然ミントの強い爽快感が、ハマるとかなりクセになります。

タール 8mg
ニコチン 0.5mg
本数 20本
価格 500円(税込)

【オススメ銘柄】クール・ブースト・フレッシュ・5・ボックス

2022年現在、日本のたばこ市場に流通しているクールブランドの全7銘柄をご紹介しましたが、もともとのクールの成り立ちが比較的ヘビーなモデルのたばこブランドだったことから、他のブランドに比べ重めのモデルを数多く展開しているように思います。この辺のストーリーは後半で詳しく解説しますが、ここからはオススメ銘柄をご紹介します。

まず、最初のオススメはクール・ブースト・フレッシュ・5・ボックスです。クールブランドの中ではタール5mg・ニコチン0.4mgと比較的軽めの設定ですが、昨今流行りの低タール・低ニコチンたばこに慣れた喫煙者にとっては、結構な重みを感じることと思います。

ただし、喫味自体は実にバランスの良い構成で、まずたばこ葉本来が持つ、苦味や香ばしさ、キック感やボディに加え、強い清涼感のあるメンソールがスキッと包み込んでくれるような口当たりです。

さらに、クール・ブースト・フレッシュ・5・ボックスのフィルターにはパワーボールというカプセルが内蔵されており、これを指でつまむように潰すと、メンソール感がさらに高まり、味変ができます。まさしくブースト機能であり、古き良き重めのたばこブランドであるクールにとっての、最新技術を取り入れた遊び心満載のモデルと言って良いでしょう。

ただし、やはりタール5mg・ニコチン0.4mgで濃厚な味わいを表現しているだけあり、その後味もまたやや強めです。低タール・低ニコチン慣れた喫煙者がクール・ブースト・フレッシュ・5・ボックスを楽しむ場合は、軽いリラックスタイムのお供というよりも、意識的にたばこを楽しむために時間をしっかり作っていただくほうが、より贅沢に味わえるようにも思います。

【オススメ銘柄】クール・ライト・ボックス

 

 もう一つオススメしたいのが、クール・ブースト・フレッシュ・5・ボックスと同じく、タール4mg・ニコチン0.4mgのモデルで、カプセル非搭載のクール・ライト・ボックスです。言わば、クラシカルでシンプルなメンソールたばことも言うべき銘柄で、クールブランドに共通する、優れたブレンドのたばこ葉に、天然メンソールを吹き付けた古典的な喫味を味わうことができます。

実際の喫味はキック感、ボディともに強く、たばこ葉本来が持つ苦味やコクも深い味わいですが、天然メンソールのおかげで、それほどしつこくなく、爽快感を感じる吸い口になっています。「メンソールたばこは、どうもスカスカで苦手だ」と考えている人にこそ試してほしい銘柄で、この強く太い喫味からメンソールたばこへの先入観が覆るかもしれません。

また、最新モデルのクール・ブースト・フレッシュ・5・ボックスと吸い比べることで、かえってクールブランド本来のポテンシャルを強く感じることができるかもしれません。

クールブランド特有のメンソールの味わいは、好む・好まないはさておき、一度吸ったら忘れることができない強いインパクトを与えてくれるはずです。

クールのストーリー:クールはどのようにして生まれた?

冒頭でも触れた通り、メンソールたばこの元祖として知られるクールブランドですが、その誕生は1933年。当時存在したたばこ製造会社、ブラウン・アンド・ウイリアムソンというメーカーによりリリースされました。後に紆余曲折を経て、現在はインペリアル・タバコ・カンパニーの子会社でるITGブランズ(ブラウン・アンド・ウイリアムソンの後身メーカー)がアメリカ国内モデルを製造販売をし、国外モデルはブリティッシュ・アメリカン・タバコが製造販売をするという、やや複雑な供給状況になっています。

1933年の発売当時のクールは、フィルターのない70ミリの、当時としてはごく一般的なたばこブランドとして誕生しましたが、市場に強いインパクトを与えたのはたばこ葉に吹き付けられたメンソールフレーバーでした。この特別な香料により、たばこの喫味が爽快な吸い口になり、多くの喫煙者を魅了し、他のたばこブランドにも強い影響を与えたことは言うに及びません。特に第二次世界大戦後の1950年代にはクールブランドの支持が高まり、アメリカ本国では人種を問わず多くの人たちに好まれるたばこになりました。

また、アメリカ本国におけるクールはその広告が秀逸だったブランドでもありました。特に人気だったのが1950年代にあった医師、兵士、シェフといった様々な職業をモチーフにしたもので、結果的にクールブランドが人種や職業などを超え、多くの人たちに支持されることを表していました。

他方、1960年代に入ると、喫煙に関する健康リスクがアメリカで叫ばれるようになり、クールブランドの売り上げは一時低迷。これを受けてブラウン・アンド・ウイリアムソンではあえてクールブランドの85ミリのキングサイズモデルを発表した一方、1970年代には、当時多くのたばこブランドが採用したフィルターモデルも開発。多様なニーズに呼応するよう、複数のモデルを発表し続けました。ちなみにフィルターなしのクールは、アメリカ本国では2003年まで販売されました。

この2003年はクールブランドにとって転機の年でもあり、約70年間、実質的に変更されていなかった緑と白の「クールカラー」も見直されました。しかし、これらのイメージチェンジがクールブランドの新時代を後押しするには至らず、結果的に、この緑と白のクールのカラーリングは今も継続されることになりました。

前後しますが、このクールブランドが日本市場に投入されたのは1960年のこと。当時輸入されたクール・FKは本記事でオススメしたクール・FKボックスの、非ボックスバージョンで、2019年まで59年もの長きにわたって販売されました。

他方、クールブランドが本格的に日本市場で頭角を表すようになったのは1990年代以降のこと。それまで日本市場においてのメンソールたばこブランドと言えば、セーラムやバージニア・スリムなどのほうが支持が厚く、やはりクールが当初より重めのタール・ニコチン設定だったことが日本人にはあまりウケなかったのかもしれません。

ただし、その良い意味での硬派でマイナーな印象が、1990年代に逆の価値を見出したのは事実で、この頃からクールブランドの認知は一気に高まり、数多くの銘柄をラインナップするようになりました。ちなみに、この頃からの日本市場におけるクールブランドの多くは韓国製となっています。また、本記事では割愛したリトルシガーモデルはインドネシア製であり、アメリカ本国での仕様とは異なる点も、クールブランドのファンにとっては注目すべきトピックでもあります。

メンソールたばこというイチジャンルを開拓したクールブランドは、たばこ文化全体への影響力がかなり大きい一方、この長い歴史の中で安定した支持が継続したとは言えず、常に時代ごとのニーズの変容や社会情勢に翻弄されたブランドでもあると言えます。

しかし、クールのブランド名の由来は「Keep Only One Love(一つの恋を貫き通す)」であり、この思いをそのまま反映するかのように長きにわたって存続し続けたことも事実です。本記事でも紹介した最新モデルなどでは、フィルター内にカプセルを内蔵させたモデルなどもリリースしており、伝統だけでなく最新技術も多く取り入れ新機軸を常に展開しているクールブランド。

歴史や功績を振り返るだけでなく、さらなるクールブランドの飛躍にも大きな期待が寄せられています。

メンソールたばこの草分け、クールブランドの味わいを楽しもう

昨今アメリカ本国では、メンソールたばこの規制が叫ばれ、一説にはメンソールを含む香料系のたばこが禁止される可能性もあるようです。

メンソールたばこをめぐっては、こういったネガティブな話もありますが、しかし、そうであっても世界中にはメンソールファンがいて、メンソールによって癒される人たちがいます。このメンソールたばこを世界中に広めたクールブランドの功績はあまりに大きく、今こそ再評価される時期にあるように思います。

ヘビーな設計のモデルが多いクールですが、喫煙者であれば一度は吸っておきたいブランドです。この歴史ある味わいを、ぜひあなたも試してみてください。

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