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女性向けたばこブラントとして、バージニア・エスと双璧の支持を得ているピアニッシモ。バージニア・エス(バージニア・スリム)よりも、後発のブランドですが、その繊細な喫味設計とブランド力によって、女性喫煙者からの支持がアッという間に広まったことでも知られています。
1銘柄を除くほとんどがメンソールたばこで、いずれも女性的な柔らかくスッキリとした味わいが魅力です。本記事では、このピアニッシモブランドについて、価格、種類、スペック、ストーリーなどをご紹介します。
ピアニッシモの価格【2023年版】
ピアニッシモブランドは後述する9銘柄を展開していますが、いずれも20本入りで570円。現在のたばことしてはまずまず標準的な価格設定ですが、ライバルのバージニア・エスと同等かそれ以上にかわいらしいグラフィック展開と、繊細な喫味設計から考えると、むしろ安く感じるようにも思います。
これらピアニッシモブランドに共通する、「特別な嗜好品」としての存在感もまた同ブランドならではの強みと言って良いかもしれません。
ピアニッシモは9種類を展開
2023年時点で、ピアニッシモは以下の9種類を展開しています。
- ピアニッシモ・アリア・メンソール
- ピアニッシモ・ベヴェル
- ピアニッシモ・ルーシア・メンソール
- ピアニッシモ・ペティル・メンソール
- ピアニッシモ・フラン・メンソール
- ピアニッシモ・ディアス・メンソール
- ピアニッシモ・プレシア・メンソール
- ピアニッシモ・アイシーン・メンソール・5
- ピアニッシモ・アイシーン・メンソール・ワン
これら各銘柄の名前だけを見れば、少々混乱するところもありますが、そのパッケージには必ずタール量がかわいく表示されており、重さは初見でもしっかり確認することができます。
肝心の味わいは、実際に試すなどしてお好みを見つけるしかなさそうですが、各銘柄のスペックと味わいの解説は以下をご参考にしていただければ幸いです。
ピアニッシモ・アリア・メンソール
ピアニッシモブランドの中で最も軽いタール1mg、ニコチン0.1mg仕様のたばこ。清涼感を重視した軽めな口当たりが魅力のメンソールたばこで、ブランドの全銘柄に共通する煙が少ないD-spec仕様の扱いやすさも魅力です。
タール | 1mg |
---|---|
ニコチン | 0.1mg |
本数 | 20本 |
価格 | 570円(税込) |
ピアニッシモ・ベヴェル
タール6mg、ニコチン0.5mg仕様のたばこでありながら、スーパースリム仕様で、喫煙時の雰囲気がよりスタイリッシュで女性的に映る仕様。ほんのり漂うバニラフレーバーの角のない、丸みある喫味も特徴です。
タール | 6mg |
---|---|
ニコチン | 0.5mg |
本数 | 20本 |
価格 | 570円(税込) |
ピアニッシモ・ルーシア・メンソール
タール5mg・ニコチン0.3mgとミドルクラスのたばこですが、やや強めのメンソール感、シトラス風味がほどよくマッチし吸いやすい銘柄。透明感さえ感じるクリアな味わいの一品。
タール | 5mg |
---|---|
ニコチン | 0.3mg |
本数 | 20本 |
価格 | 570円(税込) |
ピアニッシモ・ペティル・メンソール
ピアニッシモブランドの最も低いタール・ニコチン量で、刺激の少ないメンソール感に加え、ふんわりと漂うピーチ香料が心地良い銘柄。喫煙初心者の女性や、ライトスモーカーにオススメしたいフレーバーです。
タール | 1mg |
---|---|
ニコチン | 0.1mg |
本数 | 20本 |
価格 | 570円(税込) |
ピアニッシモ・フラン・メンソール
ピアニッシモ・ペティル・メンソールと同等のタール・ニコチン量ですが、こちらはラズベリー風の味わいを楽しめます。もちろん、刺激少なめで喫煙初心者の女性や、ライトスモーカーにピッタリの一品。
タール | 1mg |
---|---|
ニコチン | 0.1mg |
本数 | 20本 |
価格 | 570円(税込) |
ピアニッシモ・ディアス・メンソール
タール5mg・ニコチン0.3mgとミドルクラスのたばこでありながら、やや強めのメンソールによって重さを感じない喫味設計。芯の強さや大人の気品と輝きを表現するダイヤモンドからの造語「ディアス」を商品名に採用しています。
タール | 5mg |
---|---|
ニコチン | 0.3mg |
本数 | 20本 |
価格 | 570円(税込) |
ピアニッシモ・プレシア・メンソール
こちらもピアニッシモブランドの中では最も軽いタール・ニコチン量の銘柄。スーパースリムたばこでありながら、ピアニッシモブランドに共通するメンソールと全体の喫味のバランスの良さをしっかり感じられる一品。
タール | 1mg |
---|---|
ニコチン | 0.1mg |
本数 | 20本 |
価格 | 570円(税込) |
ピアニッシモ・アイシーン・メンソール・5
タール5mg・ニコチン0.4mgnと、ピアニッシモブランドの中では重めに位置する銘柄。同等スペックのピアニッシモ・ディアス・メンソールが軽めな喫味を表現しているのに対し、こちらはメンソール、たばこ感ともやや強めの設計になっています。
タール | 5mg |
---|---|
ニコチン | 0.4mg |
本数 | 20本 |
価格 | 570円(税込) |
ピアニッシモ・アイシーン・メンソール・ワン
ピアニッシモ・アイシーン・メンソールの低タール、低ニコチン仕様。喫味全体は軽めですが、強めのメンソール感でよりスッキリした味わいを楽しめます。重めのたばこは苦手だけど、軽くてもインパクトが欲しい……そんなニーズにもっていこいの一品です。
タール | 1mg |
---|---|
ニコチン | 0.1mg |
本数 | 20本 |
価格 | 570円(税込) |
【オススメ銘柄】ピアニッシモ・フラン・メンソール
ここまでに紹介したピアニッシモブランドの9銘柄の中でも、パッケージのカラーのかわいさが印象的なピアニッシモ・フラン・メンソールを試してみました。
タール1mg、ニコチン0.1mgと軽めであることで、ヘビースモーカーには少々物足りない一方、この点が女性のライトスモーカーにとっては優位性に感じることでしょう。また、1パフ目から鼻腔に広がるラズベリーの香りと、程よいキック感、そして爽やかに全体を包み込むようなメンソールの味わいはなかなか優れたバランスで、この銘柄特有の忘れられない味わいでもあります。
それでいて後味はすっきりしており、喫煙というリラックスタイムを終えた後の活動時間にも尾を引かないような細やかな配慮がなされた喫味設計のように感じました。
近年、手巻き用シャグなどでは特にフレーバー系たばこが増えていますが、残念のことに香料とたばこ葉のバランスがグダグダなものも少なくありません。その点、ピアニッシモ・フラン・メンソールは実に繊細に作られたフレーバー系メンソールたばこだと思います。女性喫煙者の方には、そのパッケージのかわいさと合わせて、ぜひ一度お試しいただきたい銘柄です。
【オススメ銘柄】ピアニッシモ・ベヴェル
タール 6mg・ニコチン 0.5mgとピアニッシモブランドの中では最も重い仕様の銘柄で、唯一メンソール仕様ではないたばこです。スーパースリム仕様ということもあり、特別な存在感を持つ銘柄でもあります。どことなく、高級クラブのママさんなどが若いキャストに対する差別化で吸っていそうな印象です。
かと言って、喫味全体が取り立てて強いものかと言うと、そうではなく、バニラフレーバーの角のない喫味が心地よく、パフ中半から後半にかけてたばこ葉本来の甘味、苦味、酸味が複雑に絡み合いながら口の中に広がっていきます。この喫味バランスはなかなか面白く、他のたばこブランドではないような味わい。どことなく、高級なパイプ用シャグの味わいにも似ていて、気品ある味わいを楽しむことができます。
スーパースリム仕様なので、ファストバーニングなのではないかという先入観を抱いていましたが、そういうわけではなく、燃焼スピードは一般的なシガレットとそう大差がありません。
これらのことから、かなり優れたたばこであることは間違いなく、女性向けたばこという固定概念を取り除けば、男性のヘビースモーカーでも十分楽しめる個性的なたばこのように思いました。
ピアニッシモのストーリー:ピアニッシモはどのようにして生まれた?
1990年代まで、日本のたばこ市場における「女性向けたばこブランド」と言えば、バージニア・エス(バージニア・スリム)の寡占状態が続いていましたが、この状況に対し、2004年に満を持して市場に投入されたのがピアニッシモブランドでした。
もともとはアメリカのたばこメーカー、R.J.レイノルズ社の代表的ブランド、セーラムのイチ銘柄として扱われていたたばこで、JT(日本たばこ産業)がR.J.レイノルズ社の海外部門買収を機に、このピアニッシモをイチブランドとして独立させました。また、翌年の2005年にはJTの取り扱い銘柄の一つとして国内生産となりました。
当初より、煙の排出が少ないD-spec仕様となっており、バージニア・エス(バージニア・スリム)ブランド同様、女性喫煙者から絶大な支持を得るようになりました。
また、フレーバーによっては、フィルター内に「ブレス・スパークリング・ショット」と呼ばれるカプセルを搭載したものもあり、カプセルを潰す前はミント系の爽やかなメンソール感、さらに潰した後はやや甘みのある強めのメンソール感に味変させることができるなど細やかな設計が施してあるものもあります。
いずれにしても、ピアニッシモブランドの登場により、女性喫煙者の選択肢は、バージニア・エス(バージニア・スリム)だけでなくピアニッシモにも広がることになり、その人気は二分されて今日に至ります。
また、前述のピアニッシモ・ベヴェルのように、非メンソール仕様で、軽い口当たりなどは守りつつも、かなり本格的な喫味設計を施した銘柄もあり、この辺は単に「女性向けたばこブランド」ということだけで語り尽くせない、優れたブランドでもあります。
オシャレなだけじゃない、繊細な設計のピアニッシモの味わいを楽しもう
女性向けたばこブランドとして、バージニア・エス(バージニア・スリム)と双璧または凌駕する支持を得ているピアニッシモブランド。ここまでにご紹介した通り、1銘柄を除く全てがメンソール仕様のたばこである一方、メンソールの味わいに甘えない繊細な喫味設計が魅力で、その味わいは男性のヘビースモーカーも吸いさえすればおおいに納得するであろうクオリティの銘柄ばかりです。
今回ご紹介した現行の9銘柄以外にも、さらに過去には4銘柄が存在し新フレーバー投入やリニューアルなどの事情から廃盤になっていますが、このように今も日進月歩で開発を続け、さらなる独特の味わいを展開してくれることでしょう。
なかなか素晴らしい喫味を楽しませてくれるピアニッシモブランド。懇意の女性喫煙者から1本譲ってもらって試すのももちろん良いですが、筆者個人としては、むしろ指定銘柄とし、自ら1箱買って試すのも十分アリのように思いました。
ぜひこの味わい、女性だけでなく男性喫煙者の方、ヘビースモーカーの方にもお試しいただきたいと思いました。