【シャグレビュー】「フランドリア ナチュラル」をヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想|CAPNOS

【シャグレビュー】「フランドリア ナチュラル」をヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想

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ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
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世界的に喫煙者の肩身が狭くなりつつある今ですが、比較的たばこに寛容で、ある意味文化の一つとして捉えているような印象もある国・ベルギー。

そのベルギー産で、ヨーロッパ各国をはじめ世界中で支持のある人気シャグブランドが「フランドリア」シリーズです。

もともとのブランドの発祥は1939年。紆余曲折ありながらも今日まで手巻き用シャグをリリースし続け、日本でもコアな支持を得ています。

この「フランドリア」シリーズの日本向け商品には、パッケージに共通して、たばこ葉の製法が書かれています。

いずれもハンドストリップを施したたばこ葉を中心にブレンド・栽刻しているそうです。

また、0.3mmに栽刻したたばこ葉を何度もふるいにかけて、細かい粉や茎を取り除いてブレンドしているそうです。

こういった細かい作業をすることで、たばこ葉の持つ風合いを損なわせることなく、さらに手巻きする際に巻きやいシャグを実現しているとのこと。

愛煙家で、特にシャグ愛好家としては、こういったシャグ銘柄ごとに違う製法をもっと詳しく知りたいと思うものですが、メーカー側が表立って謳うことができない、宣伝するにしても繊細な配慮が必要であるという事情があり、情報が極めて薄く、したがってパッケージにチョロっと記載するしかできないのが現状のようです。

なんだか残念ですが、社会全体のことを考えればやむを得ないことのようにも思います。

さて、今回はこの「フランドリア」シリーズから「ナチュラル」という銘柄を試してみます。

これまで「フランドリア」シリーズを複数試してきた筆者ですが、いずれも好みがはっきりするような個性ある銘柄ばかりである一方、前述のような製法のこだわりと合わせて「真のたばこ好き」に向けた硬派なブランドであると思っています。

この硬派な「フランドリア」シリーズのナチュラルという銘柄、シンプルでありながら、たばこ葉の本来の持ち味を十分引き上げてくれるシャグなのではないかと期待が高まります。

この「フランドリア ナチュラル」、果たしてどんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。

まずはスペック、開封、葉の感じから見ていきたいと思います。

■関連記事:シャグのおすすめをタイプ別に紹介

「フランドリア ナチュラル」のスペック

・生産国 ベルギー
・価格 720円
・内容量 25g

開封

パッケージを開封し、鼻を近づけてみると、バーレー葉、バージニア葉の芳醇で奥ゆかしい香りが鼻をつきます。

強いて言えば、セブンスターのたばこ葉の香りから苦味を抜いたような感じで、どことなく甘い風合いも感じます。

かなりシンプルな印象ですが、前述の通り、かなりのこだわりがある「フランドリア」シリーズの銘柄です。

実際に吸ってみると、相当うまいシャグなのではないかと期待で胸が高鳴ります。

葉の感じ

こげ茶色のたばこ葉が細かく入り組んでいますが、粘度がないため指先で触ると意外とサラサラとほぐれてくれます。

このため、手巻きにする際にも特別なコツは必要なさそうで、初心者の方にも扱いやすいシャグのように思いました。

果たして、この「フランドリア ナチュラル」、実際に火をつけてみるとどんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。

まずはヴェポライザーから試していきます。

FENiX MINI PROで吸ってみた

毎度お馴染みの扱いやすくダイナミックな喫味を味わえるヴェポライザー、FENiX MINI PROで試すことにしました。

190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。

ーーー

1パフ目から、バージニア葉、バーレー葉の豊かな風合いを感じることができました。

まさに「うまい」の一言。

柔らかな甘味と、深いコク、そしてボディの支えもあり、かなり良いシャグだと思いました。

他方、辛さ、キック感、刺激は控えめですが、このことでリラックスしたい時間の一服には特に向いたシャグのようにも思いました。

果たしてこの印象、ヴェポライザーの燃焼温度をアップさせることでどう変わるのでしょうか。次に試してみます。

温度を上げて吸ってみた

FENiX MINI PROを220度に設定。

ヴェポライザー190度に比べ、喫味が多少荒れた印象を抱きつつも、依然として全体を覆う豊かな甘味はやはりうまいです。

燃焼温度を上げることで、辛さやキック感が増すかなとも思いましたが、そういうことはなく、やはり感じるのは豊かな甘味。

これ、かなりうまいシャグではないでしょうか。筆者的には日常的に吸いたいたばこのように思いました。

ここまでがヴェポライザーでの印象ですが、手巻きにすることで、どう変化を感じることができるでしょうか。次に試してみます。

手巻きで吸ってみた

ヴェポライザーではいっさい感じなかったキック感と辛味ですが、手巻きにして吸うことでいきなり強まりました。

むしろ甘さよりもキック感と辛味のほうが際立ち、吸っている後半で、ようやく甘さを感じる程度です。

ただし、これがマズいというわけではなく、やはりうまいシャグであることには変わりません。

さすが「フランドリア」シリーズ。「フランドリア ナチュラル」でも愛煙家に寄り添うような、良い喫味を表現してくれていました。

「フランドリア ナチュラル」の感想

ヴェポライザー、手巻きで大きな変化を感じましたが、いずれの喫味も実にうまく、なかなか優れたブレンドだと思いました。

おそらく喫煙者であれば「フランドリア ナチュラル」を吸って「マズい」と思う人はいないのではないでしょうか。

万人受けするシャグであり、そのクオリティもすこぶる高いです。店頭で見かけたら、ぜひ一度お試しください。

ヴェポライザー評価:5/5

手巻き評価:5/5

※本記事で紹介した , はリンク先でも詳しく紹介しています。

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