【シャグレビュー】「スタンレー キールロワイヤル」をヴェポライザーと手巻きで吸ってみた感想|CAPNOS
スタンレー キールロワイヤル_01

【シャグレビュー】「スタンレー キールロワイヤル」をヴェポライザーと手巻きで吸ってみた感想

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ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
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ベルギーのたばこメーカー、ツイスト社が展開する「スタンレー」シリーズ。

2004年にスタートしたブランドで、ベルギー本国では9種類の非フレーバー系シャグ、26種類ものフレーバー系シャグを展開しています。

これまで筆者は「スタンレー」シリーズのフレーバー系シャグをいくつか試してきていますが、良いバランスが取れたシャグがある一方、香料の表現の素晴らしさはさることながら、肝心のたばことしてのクオリティとしては物足りなさを感じるシャグも多いように感じています。

「面白ければ良い」といった香料の表現は、たばこにとっては二次的要素であり、フレーバー系シャグとはいえ、たばこ葉本来の喫味も感じさせてくれないと本末転倒だというのが筆者の持論です。

この辺はユーザーごとに考え方が違うものですが、今回試す「スタンレー キールロワイヤル」もまたたばこ葉本来の喫味を感じさせてくれることに期待してしまいます。

「スタンレー キールロワイヤル」はその名の通り、カクテルのキールロワイヤルをたばこで表現したもののようで、パッケージは濃いピンクです。

どことなく女性的なイメージも感じますが、果たしてどんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。

まずはスペック、開封した感じ、葉の感じから見ていきたいと思います。

■関連記事:シャグのおすすめをタイプ別に紹介

「スタンレー キールロワイヤル」のスペック

  • 生産国 ベルギー
  • 価格 830円
  • 内容量 30g

開封

開封し匂いを嗅いでみます。「スタンレー」シリーズ共通のバージニア葉の濃厚な風合いに、キールロワイヤルの甘酸っぱい香料の香りが絡み付いているような印象を抱きました。

フレーバー系シャグの中には、香料がギトギトにつけられているせいで、たばこ葉の香りをいっさい感じないものもありますが、そういうシャグはえてして喫煙しても、「香料の味しかしない」ことが多いです。

冒頭でも触れた通り、筆者個人的にはこの手の香料ギトギト系シャグは苦手ですが、その点、今回の「スタンレー キールロワイヤル」はたばこ葉とのバランスは良いアンバイのように感じました。

直感ではうまいシャグのような気がします。

葉の感じ

香料の影響で相応の粘度がありますが、かと言ってベタベタというわけではないので、手巻きで吸う際も普通に負けば美味しくいただけるはずです。

たばこ葉は細かく縮れ、入り組んでおり、時折葉片が入り混じっています。

経験上、このたばこ葉のバランスもうまそうに思い、自ずと早く試したくなりました。

果たして、この「スタンレー キールロワイヤル」に火をつけると、どんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。まずはヴェポライザーから試してみます。

FENiX MINI PROで吸ってみた

毎度お馴染みの扱いやすくダイナミックな喫味を味わえるヴェポライザー、FENiX MINI PROで試すことにしました。

190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。

ーーー

開封時に感じた香りがそのまま喫味に反映されたような印象です。

1パフ目にして、バージニア葉の香ばしさを包むようにキールロワイヤルを模した香料の風合いを感じ、このバランスは悪くないです。

キック感、ボディともに弱めですが、かと言ってスカスカというわけでもありません。

実に計算された喫味バランスだと思いました。

ヘビースモーカーの筆者は少々物足りなさを感じつつも、この軽やかさを好む人がいるのもわかります。

ライトユーザーにとっては良いシャグと言って良さそうです。

ここまでがヴェポライザー190度での感想ですが、燃焼温度をあげると喫味にどんな変化があるのでしょうか。次に試してみます。

温度を上げて吸ってみた

FENiX MINI PROを220度に設定。

シャグが強く焼けてしまったのか、190度よりもインパクトが薄れた印象です。

もちろん、たばこ感を感じることはできるのですが、190度で感じたたばこ葉と香料のバランスの良さが崩れ、あまり美味しいとは言えない喫味になってしまいました。

これらのことから言えるのは、「スタンレー キールロワイヤル」をヴェポライザーで吸う場合は、190度ほどの低温のほうが良いということです。

ヘビースモーカーにとってはいずれにしても物足りなさはあるかもしれませんが、「スタンレー キールロワイヤル」本来が持つポテンシャルは、190度のほうが正確に感じることができるでしょう。

ここまでがヴェポライザーでの感想ですが、手巻きにすることでどう印象が変わるでしょうか。次に試してみます。

手巻きで吸ってみた

フレーバー系シャグでありながら、香料が控えめで、むしろバージニア葉特有のキック感、ボディ、苦味、辛味、酸味のほうが強く出ているように思いました。

こういったたばこ本来の喫味に甘い香料が後から追いかけてくる印象で、これはなかなかうまいです。

軽めのたばこではありますが、ヘビースモーカーの筆者でも満足する喫味でした。

「スタンレー キールロワイヤル」の感想

ヴェポライザーで吸うなら圧倒的に190度をオススメしますが、「スタンレー キールロワイヤル」の喫味バランスを正確に味わいたいのならやはり手巻きのほうが良いでしょう。

手巻きで感じたたばこ感はなかなか良い感じで、十分満足できるものでした。

比較的手を出しやすい価格帯のシャグでもありますので、ぜひ一度お試しください。

 

ヴェポライザー評価:3/5

手巻き評価:4/5

※本記事で紹介した , はリンク先でも詳しく紹介しています。

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