【シャグレビュー】エクセレント・キールロワイヤルをヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想|CAPNOS

【シャグレビュー】エクセレント・キールロワイヤルをヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想

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ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
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ドイツのシャグで、25gと内容量は少ないものの680円という破格値が他シャグよりも極めて目立つエクセレント・キールロワイヤル。

手巻きたばことしては意外と少ないメンソール系というのも、その存在感を引き上げています。

事前に調べたところによれば、フランス料理の食前に好まれるアペリティフ(いわゆる食前酒)の定番、キール・ロワイヤルをたばこで表現したものだそうです。

キール・ロワイヤルは、シャンパンとクレーム・ド・カシス(カシス・リキュール)で作られるもの。フレーバー系シャグの大半が香料を使ってのものですが、この複雑な味を、たばこでどう表現されているのかはかなり気になりますし、完全なる味を再現できているのだとすれば、相当なクオリティではないかと思います。

ヨーロッパの伝統的な雰囲気を感じさせながらも、どことなくカジュアルなパッケージだけではその真価のほどは全く想像が及びません。

実際にエクセレント・キールロワイヤルを細かくチェックし、ヴェポライザー、手巻き双方で試していきたいと思います。

■関連記事:シャグのおすすめをタイプ別に紹介

エクセレント・キールロワイヤルのスペック

  • 生産国 ドイツ
  • 価格 680円
  • 内容量 25g

開封

さっそく開封していきます。

フレーバー系シャグの中には、開封前から香料の匂いがプンプンしているものもありますが、エクセレント・キールロワイヤルはそれほどキツくありません。

しかし、開封してみると、モワッとしたクリーミーな甘い香りが鼻をつきます。

前述のようなシャンパンとクレーム・ド・カシスを印象付ける香りはなく、ただただクリーミー。

しかし、だからダメというわけではなく、筆者はむしろ好きな香りです。

このクリーミーさがたばこ葉と融合することで、複雑な喫味を感じさせてくれるのかもしれないなと思い、さらに深く嗅いでみると、わかりにくいものの甘い香りの奥にかすかにたばこ葉の匂いも感じることができました。

火をつけると、これらが独特の喫味を出してくれると思うと、期待感が高まります。

葉の感じ

刻みの細かい縮れた葉ですが、香料のせいか微かな粘度もあり、触ってみると指先にクリーミーな香りがネチョっとつきます。

ただし、たばこ葉の全体がベタベタしているのかと言うと、そうではなく実に柔軟で芯もある葉です。

フレーバー系シャグの中では、あまり類のないたばこ葉で、ここでもまたエクセレント・キールロワイヤルの独創性を感じる筆者でした。

それでは次にエクセレント・キールロワイヤルをヴェポライザーから試していきたいと思います。

FENiX MINI PROで吸ってみた

毎度お馴染みの扱いやすくダイナミックな喫味を味わえるヴェポライザー、FENiX MINI PROで試すことにしました。190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。

ーーー

これは摩訶不思議です。

前述の開封時では、ただただクリーミーさのみが際立つ香りでしたが、火をつけたことで、甘さだけでなく、酸味、苦味、辛味が複雑に混じり合い、独特の喫味を感じさせてくれました。

なかなかうまいシャグです。

ただし、厳しい指摘をすると、キック感がやや弱いことと、事前に言われなければ「キール・ロワイヤルを表現したたばこ」であることがわからない面もあります。

「うまいシャグであればなんでも良い」という筆者のようなタイプにはアリですが、フレーバー系シャグを好む方にとってはその完成度に疑問を持つかもしれません。

この辺のデメリット、燃焼温度を上げることで解決してくれるのでしょうか。次に試してみたいと思います。

温度を上げて吸ってみた

FENiX MINI PROを220度に設定。

190度よりもダイナミックな喫味を感じることはできつつも、同時に香料のバランスがやや大ぶりになってしまいました。

また、キック感は依然として弱いままで、燃焼度を上げたことで、その物足りなさがさらに際立った感じです。

フレーバー自体は美味しいので、もう少しボディがあると吸い心地が良さそうなのに……と感じましたが、ただしこれは筆者のようなヘビースモーカーに限って感じることかもしれません。

ライトな喫煙者なら、「これくらいでちょうど良い」という感想を持つ人も必ずいるはずです。この辺は好みがはっきり分かれるようにも思いました。

手巻きで吸ってみた

ヴェポライザーの190度、220度ともまずいわけではないもののキック感が弱くて物足りなさを感じた筆者でしたが、続いて手巻きで吸ってみました。

なんというか正直言ってスカスカな喫味で、香料の感じも極めて弱め。

フレーバーそのものの印象も薄く、ヴェポライザー以上に物足りなさを感じました。

いわゆるたばこ臭さが弱い分、かえって好む人はいるかもしれませんが、せっかくの手巻きたばこの醍醐味が正直薄いシャグのように思いました。

エクセレント・キールロワイヤルの感想

以前、たばこメーカーの方から「安いたばこは相応の喫味。

高いたばこはそれなりに良い喫味を味わえる」という話を聞いたことがある筆者ですが、まさにこの感じをエクセレント・キールロワイヤルで実感しました。

確かにコストパフォーマンスに優れた面白いシャグではあるものの、肝心の喫煙感は極めて弱く、だいぶ物足りなく感じました。

ただし、例えば喫煙初心者の方や、継続的に喫煙されているわけではない方にとっては十分かもしれません。

手巻きシャグのゲートウェイや試しに使う分には良いかもしれませんので、この辺は実際に試していただき、ご判断していただくのが良いかなと思いました。

ヴェポライザー評価:3/5

手巻き評価:1/5

 

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※本記事で紹介した , はリンク先でも詳しく紹介しています。

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