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1袋500円のシャグ、スペード・ニューヨークブレンドをヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想

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ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
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パイプ、葉巻をはじめ、あらゆる喫煙具をリリースする名門メーカー、柘製作所。シャグブランドも複数展開していますが、2021年秋、圧倒的なコストパフォーマンスの良さを売りにリリースしたのがスペード・ニューヨークブレンドというシャグです。

なんと20gにして500円という低価格でありながら、バージニア葉、オリエント葉、バーレー葉を贅沢にブレンドしているとのこと。キャッチコピーでは「ベルベットのようなスムースな喫味」とありますが、言い換えれば滑らかでスッキリとした味わいということでしょうか。これらを総合して考えると、クセの弱い軽い口当たりを想像します。また、白を基調としたパッケージ(汎用パッケージにシールをつけたもの)からもどことなくライトな味なのではないかと連想します。

果たして実際の喫味はどうでしょうか。今回もヴェポライザー、紙巻き双方で試してみますが、まずはスペック、ペーパー、開封時、葉の感じから見ていきましょう。

■関連記事:シャグのおすすめをタイプ別に紹介

スペード・ニューヨークブレンドのスペック

  • 製造国 ラオス
  • 価格 500円
  • 内容量 20g

ペーパーの確認と開封

パッケージをグルッとめくると、ペーパーがパッケージ本来に付録されています。フランス製ペーパー、OCNのもので巻きやすくなるようにコーナーカットが施されています。OCNも柘製作所が扱うペーパーで、こちらも優れたコストパーフォーマンスが魅力である一方、筆者個人的には火をつけた際の紙の印象がやや苦手です。ただし、なんと言っても20gで500円のシャグ。ここは許容できる範囲ではあります。

また、パッケージの内側のシャグの開封部もビタビタに封じられており、開封に相応の力を込める必要がありました。冒頭で触れた通り、このパッケージ自体が汎用タイプで、つまり安価なものと推測されます。コストカットを目指すがゆえの結果なので、この点も目をつむりましょう。

なかなかチープな印象のパッケージ、ペーパーでしたが、肝心のたばこ葉の香りを嗅いでみると、極めて本格派で、冒頭で触れた複数のたばこ葉による複雑な香りがします。全体的には鉛筆の削りカスのような、シャグによくある香りで、この点からとんでもなくマズいシャグではないだろうと思い安心しました。

葉の感じ

冒頭で触れた複数のたばこ葉は一様に縮れており、粘度は控えめ。触れてみても粘度が指先にネチョッとつくことはなく、カラッとしています。

前項のたばこ葉の香り、控えめの粘度から想像するに、ライトな喫味ではあるものの、比較的辛めのシャグなのではないかと思いました。果たして実際の喫味はどんなものでしょうか。まずはヴェポライザーから試していきましょう。

FENiX MINI PROで吸ってみた

あらゆるシャグの魅力を引き出すことができ、扱いやすさもあるヴェポライザー、FENiX MINI PROで試すことにしました。190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。

想像通り、アタックは極めて弱いライトな口当たりで、悪く言えばスカスカの印象です。ただし、その奥底にある喫味自体は実にバランス良く、丸い甘味と苦味が印象的でもありました。

全体の喫味バランスは悪くないのにスカスカのアタック……ヘビーユーザーには酷評されるかもしれませんが、重ね重ねのこの価格です。初心者にとっての、ゲートウェイシャグとしては十分楽しめるものでもあると思いました。

なんとかして、この優れたブレンドを少しでも強めに味わえると良いのですが、ヴェポライザーの燃焼温度をあげることで、改善されるのでしょうか。次に試してみます。

温度を上げて吸ってみた

FENiX MINI PROを220度に設定。

スカスカ感は相変わらずです。ただし、丸い甘味と苦味はより際立った印象で、燃焼温度を上げたことによる「蒸しすぎでのスカスカ」がないのも特徴で、やはりたばこ葉とブレンドのバランスは決して悪くないとも思いました。

ここまでがヴェポライザーでの印象ですが、紙巻きで吸った際、どんな印象に変わるでしょうか。次に試してみたいと思います。

紙巻きで吸ってみた

意外にも苦味と辛味が強く際立ち、その全体を覆うかのような甘味が特徴的でした。相変わらず軽めのアタックではありますが、それでいてつい吸いすぎてしまうと、クラクラする感じもありました。このライトな喫味を望む人もいそうですが、軽いからと言っても吸いすぎには要注意なシャグのように思いました。

スペード・ニューヨークブレンドの感想

スペード1

以前、『CAPNOS』で柘製作所の社長・三井さんにお話を聞いた際、「たばこ葉は価格相応である。安くてうまいたばこはなく、高くてまずいたばこはない」といったニュアンスのことをおっしゃっていました。

このスペード・ニューヨークブレンドを試して、まずその言葉を思い出しました。コストパフォーマンスに優れた意義あるシャグであると思う一方、喫煙歴の長いユーザーが普段使いにするには、ちょっと物足りないとも思いました。

ただし、記事内でも触れた通り、シャグまたはたばこ入門者にとってのゲートウェイチョイスとしてはもってこいの銘柄でもあると思いました。軽めのたばこを求め、さほどヘビーではないユーザーには良いシャグのようにも思います。是非一度お試しください。

ヴェポライザー評価:2/5

手巻き評価:2/5

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