最近では加熱式タバコのアイコスを利用している人を多く見かけるようになりました。
アイコスのメリットの1つとして、紙巻きタバコと比較すると有害物質が大幅にカットされていることが挙げられます。
ということは、これまでタバコが原因で「歯が黄ばむ」という悩みを抱えていた人はアイコスに変えることで改善するのでしょうか?
当記事ではアイコスが歯の黄ばみの原因になるのか、また対策について詳しく紹介します。
アイコスに替えても歯は黄ばむ?
そもそもタバコで歯が黄ばんでしまう原因というのはタール(ヤニ)です。
アイコスは特殊な技術で加熱して使用するもので、タール(ヤニ)はほとんど発生しません。
冒頭でもお伝えしたように、アイコスは紙巻きたばこと比べて有害物質が90%以上カットされています。
しかし、タール0ではありませんので全く歯の黄ばみを気にしなくていいということではありません。
アイコスと紙巻タバコの違い
タバコには4000種類以上もの有害物質が含まれており、そのうち発ガン性物質は60種類も含まれています。
有数の有害物質の中でも代表的なタバコの成分は「タール」「ニコチン」「一酸化炭素」ですよね。
では、この3つの成分をアイコスと紙巻きたばこで比較してみましょう。
【ニコチンと一酸化炭素の含有量】
アイコス | 紙巻きタバコ | |
ニコチン | 1.32mg | 1.89mg |
一酸化炭素 | 16.8μg | 491μg |
タールに関しても一酸化炭素と同じように9割以上カットされています。
また表で分かるように、一酸化炭素はアイコスが9割以上少ないですね。
しかし、ニコチンは紙巻きタバコもアイコスもほとんど変わらない量が含まれています。
アイコスに替えれば口内環境が改善するわけではない
アイコスはタバコのように「燃焼」させるわけではなく「加熱」して使用するものです。
その為タールや一酸化炭素はカットされますので、タバコと比較すると歯が黄ばむ原因はかなり低くはなります。
しかしニコチンの量は変わらないので、ニコチンの作用による口内環境悪化の影響はでてきます。
【ニコチンが口内環境に及ぼす作用】
- 血管を収縮させるため、血行不良となり歯茎の色が黒ずんでくる
- 唾液の分泌量が現象するため口内が乾燥して口臭の原因になる
このように、ニコチンの作用によって口内環境は悪化してしまいます。
タールや一酸化炭素が軽減されているからといって、オーラルケアをしなくていい訳ではないんですね。
アイコスの利用で歯が黄ばまないための対策
ここまで説明したように、アイコスにも歯が黄ばむ原因は多少あります。
そのため、歯が黄ばまないように対策を心がけることが大切です。
まずは自分でできることから始めてみましょう。
では最後に対策方法を紹介します。
【歯が黄ばまないための対策】
① | ホワイトニング用の歯磨き粉を使う |
② | 正しいブラッシングをする |
③ | 使用後には軽く口をすすぐ |
ホワイトニング用の歯磨き粉を使う
ホワイトニング用の歯磨き粉は、汚れを浮かして除去する薬用成分が含まれています。
研磨剤が入っていないため歯を傷つけることもありません。
こまめに歯磨きをするようにしましょう。
正しいブラッシングをする
ただブラッシングするだけでなく、正しい方法で行いましょう。
ヘッドが小さな歯ブラシを使用し、細かい動きで丁寧に1歯ずつ磨きましょう。
前歯などはブラシを縦にして磨くと汚れが落ちやすいです。
使用後には口をすすぐ
歯磨きをしたいと思っていても忙しくて難しい時があるかもしれません。
そんな時は口をゆすぐだけでも行いましょう。
これだけでも全然違いますよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、アイコスが歯の黄ばみの原因になるのか?という観点から対策を合わせて紹介しました。
付着した黄ばみは、時間が経過すると自分ではどうしようもなくなってしまうことが多いので、毎日のケアというのは本当に大切ですね。
ぜひ今後の参考にしてください。
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