デンマークのたばこメーカー・マックバーレン社によるブランド、CHOICE。
フレーバー系シャグを数多く展開していますが、香料をギンギンに利かせているものは少なく、上品な風合いを感じさせるシャグが多いようです。
ただし、これまでのCHOICEシリーズのレビューでは、いずれも「たばこ感が弱い」ものが多かったのも事実。
筆者を含むヘビースモーカーの方には少々物足りない傾向があるのも特徴のようです。
このCHOICEシリーズから今回試してみるのはチョイス・グレープというシャグ。
甘いぶどうの風味を持つ香料をたばこ葉に混ぜ、その味を表現しているようです。
肝心のたばこ葉はチョイス・オリジナル #01などと同様に、バージニア葉、バーレー葉、オリエント葉が採用されています。
これまでのレビューでは、総じてピリッとしたスパイシーさを感じたたばこ葉でしたが、もしかすると甘いぶどうとのバランスは良さそうなにも思います。
それではさっそく、チョイス・グレープを細かくチェックし、ヴェポライザー、手巻き双方で試していきたいと思います。
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チョイス・グレープのスペック
- 生産国 デンマーク
- 価格 830円
- 内容量 30g
開封
さっそく開封していきます。
青々しくも、くどくないスキッとしたぶどうを模した香料の香りが鼻をつきます。
これまでに試したCHOICEシリーズの中ではケミカル感を強く感じますが、イヤな香りではありません。
また、そのぶどうの香りの奥にあるたばこ葉本来の香りを確かめようと鼻を近づけてみましたが、これは全く感じられませんでした。
それだけ香料が強いのもチョイス・グレープの特性のように思いました。
葉の感じ
チョイス・グレープでも、CHOICEシリーズの大半に共通するバージニア葉、バーレー葉、オリエント葉が採用されています。
その刻みは実に細かく、シルクカットと称されるだけあって美しささえ感じます。
また、香料の影響で粘度・湿度があります。
チョイス・アロマティックで試したのと同様に、少々放置し、乾かせた状態でヴェポライザー、手巻き双方で試してみることにしました。
FENiX MINI PROで吸ってみた
毎度お馴染みの扱いやすくダイナミックな喫味を味わえるヴェポライザー、FENiX MINI PROで試すことにしました。
190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。
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開封時にはやや強めに感じた香料の風合いですが、ヴェポライザーで吸ってみると意外にも控えめ。
青々しくも甘い、上品なぶどうフレーバーを感じることができつつも、かなり弱めな印象です。
また、CHOICEシリーズのフレーバー系シャグの大半が、極めてライトな喫味のものが多いですが、チョイス・グレープもそのままの軽め。
香料の弱さ、たばこ自体の軽さによって、インパクトに欠けるように思いました。
この辺のバランスやインパクト、燃焼度を上げることで整ってくれるのでしょうか。次に試してみます。
温度を上げて吸ってみた
FENiX MINI PROを220度に設定。
190度と大差のない喫味であり、「味は薄く」「たばこ感も薄い」印象でした。
ヘビースモーカーの筆者にとっては、空気を吸っているかのようにさえ思えるほどの薄さです。
これまでのCHOICEシリーズのフレーバー系シャグでも「物足りなさ」を感じていましたが、チョイス・グレープは特に物足りなく感じました。
手巻きにすることで解消されるのかどうか……次に試してみたいと思います。
手巻きで吸ってみた
冒頭で触れた通り、甘いぶどうのフレーバーと、スパイシーなオリエント葉が見事に融合し、独特の喫味を表現しています。
ただし、やはりたばこ本来のアタック、ボディは極めて軽く、後味にピリッとしたスパイシーさが残るのみ。
個性的なシャグではあるものの、この薄さはやはりユーザーを選んでしまうものでもあるように思いました。
チョイス・グレープの感想
CHOICEシリーズのフレーバー系シャグは、ヴェポライザーとの相性が良くないものが多いと感じていた筆者ですが、チョイス・グレープもご多分にもれず、その喫味はイマイチでした。
他方、手巻きでは個性的な喫味を感じさせてくれましたが、やはり薄く軽いのが気になりました。
この軽さにして後味のピリピリした感じ……かなり独特の設計であることは間違いありません。
ただし、遊び系シャグとして楽しんだり、喫煙に不慣れな方には良いのかもしれません。
ヘビースモーカーの方にはあまりオススメできませんが、遊びとして、またゲートウェイとして楽しみたい方は、是非ご自身でも試されてみてください。
ヴェポライザー評価：1/5
手巻き評価：3/5
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