【シャグレビュー】スリードッグスシリーズ5銘柄の吸い比べ!おすすめの銘柄は?|CAPNOS
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【シャグレビュー】スリードッグスシリーズ5銘柄の吸い比べ!おすすめの銘柄は?

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ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
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世界中の喫煙シーンを知り尽くし、喫煙にまつわる優れた製品ばかりを日本市場に紹介し続ける名門・柘製作所。喫煙にこだわりを持つユーザーの間ではカリスマ視されるメーカーであり、また仮に柘製作所の名を知らなくとも、その製品自体を愛用する喫煙者はあまりに多いです。

その柘製作所が今年満を持して、市場に送り込んだシャグブランドがスリードッグスシリーズ。

「タバコニストが歓喜するテイストを追求した他にはないプレミアムシャグ」がキャッチコピーで、シリーズの5銘柄のいずれも繊細な喫味設計によって、本物志向の喫煙者が好むような硬派で特徴的なフレーバーとなっています。

一般的には知られていない伝統的製法を用いたシャグ、生産地特有のブレンドを施したシャグなど実に様々。筆者はこれまでに世界各国の数多くのシャグを試してきましたが、ここまで通好みのブランドは、世界中を見渡してもスリードッグスシリーズが初めてではないかと思います。

さて、そんなスリードッグスシリーズですが、今回は以下5銘柄の特徴に迫ります。

  • スリードッグス・ターキッシュ
  • スリードッグス・クレテック
  • スリードッグス・シガー
  • スリードッグス・キャベンディッシュ
  • スリードッグス・ペリク

いずれの銘柄も開封時の香り、葉の感じ、ヴェポライザーで吸った際の喫味の特徴、紙巻きで吸った際の喫味の特徴を紹介します。

■関連記事:シャグのおすすめをタイプ別に紹介

スリードッグスシリーズのスペック(共通)

  • 製造国 ラオス
  • 価格 1,000円
  • 内容量 30g

ペーパーの確認と開封時の印象

通常、シャグにはペーパーが付録されているものですが、スリードッグスはシリーズに共通してペーパーが付録されていません。「粗悪なペーパーなら、なくて良い」と考えるユーザーは多いと思いますが、筆者もこの点は全く気になりません。それよりも、スリードッグスシリーズがいずれも高品質で、特徴的で繊細な喫味設計をしており、この好印象のほうが勝る面もあります。

開封時の印象は、各銘柄ごとに違うため、ここでは以下のように箇条書きにします。

スリードッグス・ターキッシュの開封時の印象

オリエント葉(ターキッシュ葉)の香ばしい香りが印象的。鉛筆の削りカスのような風合い。

スリードッグス・クレテックの開封時の印象

熟したマスカットのような、力強い甘い香りが印象的。ただし、この甘い香りはジャグにブレンドされたクローブによるもので、強いケミカル香料などではない。

スリードッグス・シガーの開封時の印象

燻したような風合いで甘苦い香りが鼻につく。濃いチョコレートに、苦さをアップさせたような独特の香り。

スリードッグス・キャベンディッシュの開封時の印象

かなり濃厚な苦味・酸味を感じる。ファイヤーキュアード(火力乾燥)の香りにも似ているが、葉の見た目が違うため、別の製法によって作られたシャグであると推測される。

スリードッグス・ペリクの開封時の印象

バージニア葉特有の甘い風合いが印象的だが、その奥のほうで発酵した酸味のような香りも感じられる。

葉の感じ

スリードッグスシリーズは、ベースとなるたばこ葉を元に展開しているというより、各銘柄ごとに微妙にたばこ葉を変更しているのも特徴。それぞれの葉の感じは以下の通り。

スリードッグス・ターキッシュの葉の感じ

オリエント葉のブレンドで、粘度がある。触ってみると指先に鉛筆の削りカスのような香りがつく。

スリードッグス・クレテックの葉の感じ

黄色い葉と焦茶の柔軟な葉が入り組んでいる。粘度があるが、ケミカル香料によりものではないだろう。

スリードッグス・シガーの葉の感じ

ハーフスワレや黒たばこにも似た強い粘度のあるたばこ葉。

スリードッグス・キャベンディッシュの葉の感じ

ブラックキャンベンディッシュ葉とバージニア葉のブレンドだが、全体的な統一感があり、均一な乾燥度。

スリードッグス・ペリクの葉の感じ

適度な粘度があるバージニア葉ブレンド。一片ごとが比較的短め。

FENiX MINI PRO(190度/220度)で吸ってみた

これら個性溢れるスリードッグスシリーズの各銘柄を、ヴェポライザーの190度/220度双方で吸い比べてみた感想を以下に記します。試したヴェポライザーは、あらゆるシャグの魅力を引き出すことができ、扱いやすさも優れているFENiX MINI PROです。

スリードッグス・ターキッシュをヴェポライザーで吸ってみた感想

190度では強い甘味が口の中に広がり、オリエント葉の優雅な喫味を味わえた。220度では加熱式たばこチックな風合いに変化したため、高温では「蒸されやすいシャグ」なのではないかと推測。

スリードッグス・クレテックをヴェポライザーで吸ってみた感想

190度ではガラムなどに代表されるクレテックたばこ特有のクセを強く感じた一方、220度では一体感が増した。ただし、同時に個性も薄まり、単に「うまいシャグ」といった印象に。

スリードッグス・シガーをヴェポライザーで吸ってみた感想

本銘柄の売りの「葉巻の優雅な後味」は190度/220度双方ともさほど感じない一方、いずれも他ブランドでは絶対に味わえない喫味。喫味全体がもう少し強ければより良いように思った。

スリードッグス・キャベンディッシュをヴェポライザーで吸ってみた感想

190度では全体的に丸い甘味が印象的で、ふんわりとした豊かな味わいを楽しめた。しかし、220度ではそのバランスが崩れ、アタックさえも弱まった。高温で蒸すのは向いていないのかも?

スリードッグス・ペリクをヴェポライザーで吸ってみた感想

190度の1パフ目では丸い甘味が印象的だが、パフ中半から後半にかけて苦味と辛味が絡み合ってくる。220度では、190度の喫味がそのまま濃厚に広がったような印象。強い酸味も鼻腔に広がった。

紙巻きで吸ってみた

ヴェポライザーでの印象と紙巻きでの印象がまるで変わるのは、他のシャグブランドと同様です。スリードッグスシリーズの各銘柄を紙巻きで吸ってみた感想は以下になります。

スリードッグス・ターキッシュを紙巻きで吸ってみた感想

極めて軽い口当たりだが、この軽さの中にオリエント葉の甘さ、苦さ、辛さが丸く溶け込み合う。ライトな分、何度もパフしたくなるようなヤミツキ感あり。

スリードッグス・クレテックを紙巻きで吸ってみた感想

開封時に感じたような熟したマスカットのような甘味が1パフ目で口の中に広がる。クローバー特有の甘味だと思うが、パフ後半からバージニア葉特有の奥深い喫味も感じ、複雑で優雅な味わいに。

スリードッグス・シガーを紙巻きで吸ってみた感想

強い苦味と濃厚なコクが口の中に広がり、ヴェポライザーとはまるで違う印象に。ただし、吸い終わりの舌先では、ヴェポライザーで感じた甘味が後味として残る。

スリードッグス・キャベンディッシュを紙巻きで吸ってみた感想

ヴェポライザーの印象と真逆で、1パフ目からとにかく苦味が際立つ。コーヒーに喩えればエスプレッソのような感じで、好む人は必ずいるだろうが、筆者は苦手なシャグでもあった。

スリードッグス・ペリクを紙巻きで吸ってみた感想

ヴェポライザーでの甘味はナリをひそめ、苦味と辛味のアタックが際立った印象。また、「鼻腔に感じる強い酸味」はヴェポライザー同様。好みが人によって大きく分かれるかもしれない。

スリードッグスシリーズを吸い比べた感想をランキングでご紹介

ここまでがスリードッグスシリーズの各銘柄を吸い比べた結果ですが、総じて言えることは各フレーバーともに、本物志向の喫煙者に向けた質実剛健なものだったということです。もちろん、各フレーバーごとの強い個性が、ユーザーの好みによって評価が分かれるところでもあると思います。その上で、筆者個人のランキングをつけるとすると、以下になります。

1位:スリードッグス・クレテック

スリードッグス_クレテック

インドネシアのガラムに代表されるクローブを配合したクレテックたばこ。このクセが好きな筆者は間違いなく、このスリードッグ・クレテックをチョイスしたい。ただし、このクセが苦手な人もいるはずで、ここはやはり好みによって大きく評価が分かれるとも思う。

【シャグレビュー】スリードッグス・クレテックをヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想

2位:スリードッグス・シガー

スリードッグス_シガー

ハーフスワレや黒たばこといったファイヤキュアード(火力乾燥)の濃厚な喫味が好きな筆者にはピッタリの一品だった。ダイナミックな味わいでありつつ、繊細さも感じられる喫味はまさに柘製作所ならでは。1位のクレテックと合わせて今後吸っていきたい銘柄に出会った。

【シャグレビュー】スリードッグス・シガーをヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想

3位:スリードッグス・ペリク

スリードッグス_ペリク

「たばこの漬物」という発酵たばこ特有の味わいが面白い。鼻腔に広がる強い酸味は他のシャグではなかなか見かけないもので、その稀有な存在感も含めて3位としたい。

【シャグレビュー】スリードッグス・ペリクをヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想

4位:スリードッグス・ターキッシュ

スリードッグス_ターキッシュ

軽い口当たりだが、何度もパフしたくなるヤミツキ感があり、「沈静を求めるシーン」「覚醒を求めるシーン」双方で使えそうなシャグだと思った。軽さに対し、少々苦味が立っている点が気になるが、ここも好み次第で、評価が分かれると思う。

【シャグレビュー】スリードッグス・ターキッシュをヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想

5位:スリードッグス・キャベンディッシュ

スリードッグス_キャベンディッシュ

マズいわけではないものの、とにかく苦味が際立つ銘柄なため、筆者はやや苦手に思った。しかし、エスプレッソコーヒーが好きな人もいるように、この苦さを好む人が一定数いるはず。なので、「とにかく苦いのが好きだ」という人にはむしろ一番にオススメしたい銘柄でもあった。

【シャグレビュー】スリードッグス・キャベンディッシュをヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想

 

各銘柄のさらに細かいレビューは、別ページで個別に紹介しているので、是非参考にしていただければ幸いです。いずれにしても高品質で、本物志向の喫煙者なら、なんらかの発見や感動があるスリードッグシリーズです。是非吸い比べてみて、あなた好みの銘柄を見つけてください!

※本記事で紹介したはリンク先でも詳しく紹介しています。

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