ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンが販売する加熱式たばこグロー。最近では新型モデルのグローハイパーX2が発売されました。(後に10月上旬へ発売延期)
本記事では、グローハイパーX2でノンニコチンたばこスティックのニコレスが使えるのか?という検証になります。各メーカーが推奨する使い方ではない点にご留意ください。
目次
グローハイパーX2でニコレスは使えるのか?
グローハイパーX2は太いスティックが専用銘柄となります。
一方、ニコレスは紅茶の茶葉を使ったスティック。ニコチンゼロのため禁煙目的で使用する人が多いです。ニコレスはアイコスの使用を想定して作られているようですが、はたしてグローハイパーX2でも使用できるのでしょうか?
グローハイパーX2専用銘柄とニコレスの比較
さっそく両製品を比較してみましょう。スティックのサイズはほぼ同じサイズと言えます。
グローハイパーX2の銘柄がたばこ葉が詰まっているのに対し、ニコレスでは茶葉が詰まっています。
口径サイズも見比べてみると、ほぼ同じサイズに見えます。
つまり、ニコレスはグローハイパーX2に差し込める可能性が高いです。
グローハイパーX2でニコレスを吸ってみる
グローハイパーX2にニコレスをセットしてみます。若干の差し込み辛さを感じつつも、問題なくセットすることができました。加熱開始ボタンを押して、加熱してみます。
加熱も問題なく開始されました。
加熱完了の合図がなったので、さっそく喫煙してみます。
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薄い…
煙もほぼ出ず味わいはスカスカです。しかし、これも想定内。ニコレスは加熱ブレードを刺して内部から温めることを想定して設計されています。非ブレードタイプで、外部から加熱するグローハイパーX2では熱が回り切るまでに時間がかかるのでしょう。その証拠に、時間の経過と共に煙の量も増えていきます。加熱開始からしばらく時間が経ったので、改めて喫煙してみます。
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薄い…
煙の量も増えたので、吸いごたえもアップするかと思いきや終始スカスカの薄味でした。このことから、グローハイパーX2ではニコレスをしっかり加熱できないことが分かります。
ニコレスは短いため加熱部位が少ない
そもそも、グローハイパー専用銘柄とニコレスのスティックの長さが異なります。つまり、ニコレスは短いため奥まで差すことができず加熱部位が少ないので、加熱がしっかり出来ないと思います。
ニコレスの先端部分しか加熱されていないことが分かります。非ブレードタイプであることも、加熱が進まない理由です。
加熱部位を確保するため、さらに奥まで差し込むことも可能ですが、今度は抜けないトラブルに見舞われそうです。そもそも、グローハイパー向けというよりアイコス向けに設計された製品なので仕方ないですね。
結論:吸えると言えば吸える。ただし、薄い
今回の検証で分かったことは、グローハイパーX2でもニコレスは吸えるということです。ただし、味わいは極めて薄い。煙の量も少ないです。
それは当然で、ニコレスはブレードありの加熱式たばこ向けに設計された製品だからです。
では、アイコスの最新デバイス・アイコスイルマで吸えるか?と言えば、こちらでもダメなんですね。アイコスイルマは専用銘柄以外では加熱が開始されないようになっています。詳しくはこちらの記事を参照。
結論を言うと、アイコスイルマでもニコレスは使用することができません。そのため、前モデルのアイコス3シリーズを使う必要があります。あとは、アイコス互換機でしょうか。