【シャグレビュー】「フランドリア バニラ」をヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想|CAPNOS

【シャグレビュー】「フランドリア バニラ」をヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想

著者画像

ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
→著者ウェブサイト

>> 【PR】ニコチンゼロの電子たばこ、ドクターベイプ

本ページはプロモーションが含まれています

ベルギーのフランドリア・スタブ社が展開するシャグブランド「フランドリア」。

複数の銘柄がありますが、いずれもインターネットでは高評価を得ており、筆者も好感を持っているブランドです。

「フランドリア」シリーズに共通するのは、たばこ葉の製法。

いずれもハンドストリップを施したたばこ葉を中心にブレンド・栽刻しているようですたばこ葉の刻みは0.3mmで、栽刻したたばこ葉を何度もふるいにかけて、細かい粉や茎を取り除いてブレンドしているとのこと。

また、たばこ葉に長い紐状の刻みを作り、このことで手巻きする際に巻きやすく、味わい深いシャグを実現しているとのことです。

この「フランドリア」シリーズから今回は「バニラ」というフレーバーを試してみます。

この名の通り、バニラを模した香料を採用したフレーバー系シャグのようですが、世界中から一定の支持を得ているブランドです。香料もきっと高品質のものではないかと思います。

果たしてどんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。まずはスペック、開封、葉の感じから見ていきたいと思います。

■関連記事:シャグのおすすめをタイプ別に紹介

「フランドリア バニラ」のスペック

・生産国 ベルギー
・価格 720円
・内容量 25g

開封

ややチープな印象もあるパッケージをめくり、シャグの香りを嗅いでみると、まろやかなバニラの香料の香りがある一、たばこ葉の苦味、酸味、辛味のような香りもしました。

香料がそれほどキツくない点、筆者としては好印象で、自ずと吸うのが楽しみになってきます。

葉の感じ

「フランドリア」シリーズに共通する「0.3mm」カットは「フランドリア バニラ」ももちろん同じで、見た目的にはかなり細やかなたばこ葉です。

このたばこ葉を全て手作業で分別、ブレンドなどを行っていることを思うと、きっと果てしない作業なのだろうとも思いました。

他方、バニラ香料のせいか、たばこ葉に触ってみると微かに粘度があり、指先にもややネトっとした感じがついてしまうほどでした。

また、焦げ茶色の葉の感じはどことなくファイヤーキュアード(火力乾燥)されたような印象もありますが、定かではありません。

いずれにしても開封時の香り、葉の感じだけを見れば、マズいシャグではないであろうとも思いました。

果たしてどんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。まずはヴェポライザーから試してみたいと思います。

FENiX MINI PROで吸ってみた

毎度お馴染みの扱いやすくダイナミックな喫味を味わえるヴェポライザー、FENiX MINI PROで試すことにしました。

190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。

ーーー

1パフ目でまず感じたのはバニラ香料のまろやかな風合い。

後半でたばこ葉本来が持つ辛味、酸味、苦味などを感じるような喫味で、この全体のバランスが個性的でなかなか面白いと思いました。

ところで、ヴェポライザーの190度だと、多くのシャグではまろやかな喫味を感じることが多いもの。

対する220度では喫味バランスが少々荒れて、パンチが強まることもあれば、焼き切ってしまい逆にスカスカになることもあります。

この個性的な「フランドリア バニラ」の場合、どんな変化を及ぼしてくれるのか、自ずと楽しみにも思いました。

というわけで、ヴェポライザーの燃焼温度を220度にアップし再び吸ってみたいと思います。

温度を上げて吸ってみた

FENiX MINI PROを220度に設定。

燃焼温度を上げた影響で、想像通り、全体の喫味はやや荒れましたが、1パフ目で辛味とスパイシーなキック感が強まり、バニラ香料のまろやかな甘さは控えめになった印象です。

しかし、結構なパンチが出たことで、ヘビースモーカーの筆者としては190度よりも吸い心地の満足度は220度のほうが高く感じました。

これはこれでアリですし、結構うまいシャグだとも思いました。

ここまでがヴェポライザーでの感想ですが、手巻きにして吸うと、どのように印象が変わるでしょうか。次に試してみます。

手巻きで吸ってみた

1パフ目にして思わず「うまい」と声に出してしまいました。

まず感じるのはバージニア葉特有の芳醇な甘味、辛味、酸味。

そこにどことなくスパイシーなキック感が加わり、この全体をバニラ香料が覆っているような喫味です。

フレーバー系シャグの多くにあるような「香料の香りのほうが強過ぎて、たばこ本来の味が薄まっている」ものとは違い、あくまでも「たばこなのだ」という主張を感じ、この点も筆者としては好印象を抱きました。

吸い終わった後の、後味も悪くなく、リラックスしたい際の一服にはもってこいの銘柄だとも思いました。

「フランドリア バニラ」の感想

ヴェポライザーでも相応のうまさを感じさせてくれた「フランドリア バニラ」でしたが、やはりこの銘柄の個性を強く感じたい場合は断然手巻きのほうが良いと思いました。

決して重いたばこではないですが、独特の喫味設計のおかげで、満足度は十分。

かなり貴重なシャグだと思いました。筆者は指定銘柄にしたいほど気に入りました。

しつこいようですが、いわゆるフレーバー系シャグの多くのような、やや大味のものとは対局にある、個性的で繊細なシャグです。ぜひ一度お試しください。

ヴェポライザー評価:3/5

手巻き評価:5/5

※本記事で紹介した , はリンク先でも詳しく紹介しています。

よく読まれている記事

Related Post

タバコをもっと知る
もっと楽しむ

CAPNOSでは、タバコ業界の最新情報を配信中。シガレットや加熱式タバコ、シャグなど幅広いジャンルの情報を紹介しています。

公式X(Twitter)へ
公式Twitter
20歳以上ですか? 本サイトはタバコに関する情報を掲載しています。