年々、たばこ代は値上がりを続けていますが一体いくらまで値上がりしていくのでしょうか?
2023年のたばこ代の変化や、たばこ価格の推移などを詳しく紹介します。
目次
2021年に実施された値上げ
2021年10月たばこ代の価格が各社一斉に引き上げられました。
以下に代表的な銘柄の改定後価格を紹介します。
【紙巻きたばこ】
- アメリカンスピリット(20本入り):570円→600円
- セブンスター;560円→600円
- メビウス:540円→580円
- ピアニッシモ:540円→570円
- キャメル:450円→460円
【加熱式たばこ】
- アイコス:550円→580円
- プルームテックプラス:550円→580円
- プルームエックス:540円→570円
- グロー:520円→560円
紙巻きたばこ、加熱式たばこ共に増税されています。それ以外のシャグやパイプも価格が上がりました。
2022年のたばこ代値上げはどうなる?
それでは、2022年はたばこ代の値上げは実施されるのでしょうか?
結論から言うと、実施される見込みです。
財務省の公式HPに掲載されている資料ですが、令和4年(2022年)10月に加熱式たばこの第5回目の値上げが実施されます。
ちなみに、加熱式たばこに限定されており紙巻きたばこでは実施されない見込みです。
たばこの税金
たばこ税と言いますが、たばこにかかる税金は複数の税から構成されています。
たばこ1箱を例に取ると、実に59.3%もの税金がかかっています。
税金種類 | 料率 |
国タバコ税 | 22.8% |
都道府県タバコ税 | 3.6% |
市区町村タバコ税 | 22.3% |
タバコ特別税 | 3.22% |
消費税 | 7.41% |
合計 | 59.3% |
半分以上は税金を吸っているようなものですね。
たばこ税に関する税収は、国も地方も重要な税収の1つで年間1兆円を上回る財源を確保しています。
加熱式たばこは5割ほどの税金
一方で、アイコスのような加熱式たばこにも高い税金がかけられています。
2018年10月に税法が改正されて、加熱式たばこのスティック部分に税金がかけられるようになりました。
その税額は50%以下ではありますが、高い税率であることに変わりありません。
紙巻きたばこと加熱式たばこのスティックは、ほぼ同じ値段で売られています。
過去のたばこ価格の遷移
たばこの価格は2000年代からどのように変化してきたのでしょうか?
セブンスターとマルボロの価格推移を2006年から表にしてみました。
セブンスター | マルボロ | |
2006年 | 300円 | 320円 |
2010年 | 440円 | 440円 |
2014年 | 460円 | 460円 |
2016年 | 460円 | 470円 |
2018年 | 500円 | 510円 |
2020年 | 560円 | 570円 |
2021年 | 600円 | 600円 |
こうして見ると、以前は4年ごとの増税だったのが増税する間隔が短くなっています。
タバコ1箱1,000円に到達する日も近い?
年々、たばこ代は上がりますが、これからも値上がりしていくと予想されます。
過去に受動喫煙防止議員連盟から一箱1,000円の値上げも提言され、多くの賛同を得たと一時話題になりました。
あながち、一箱1,000円というのも現実味のある話しだと思います。
ただ、過去の値上げ幅を見ても10年ほどで200円の値上げなので、先20年くらいをかけてじりじり上がっていくのかなとも思います。
そうなると2040年くらいには、たばこ一箱1,000円の時代が到来するかもしれません。
たばこ代を節約する方法
たばこは税収の格好の的なので、財源を確保したい政府としてはたばこ代の値上げを緩める考えはないでしょう。
たばこ代を節約する方法としては、3つのオプションがあります。(禁煙をしてスッパリ辞めるのが1番ですが)
以下で3つの選択肢を紹介します。
電子タバコ(VAPE)
電子タバコはVAPEとも言われ、リキッドを加熱してその蒸気を吸うというもの。
国内のVAPEはニコチン0ということもあり、たばこ税の対象外でランニングコストが非常に安いのが特徴です。
タバコに比べると月々のお金を半分以上抑えることができます。
禁煙目的で乗り換える人も多く、近年ユーザーが増えているジャンルでもあります。
ただし、リキッドを加熱して発生した水蒸気を吸っているだけなのでタバコのようなスモーキー感はありません。
「電子タバコ」という名称ですが、紙巻きたばことは全く異なる製品であること点は留意しておきましょう。
電子タバコのリキッドは1本でどれ位吸える?タバコとのコスパを比較 – Capnos
手巻きたばこ(シャグ)
手巻きたばこは過去の値上げの際にも注目された喫煙商品です。
使用する銘柄にもよりますが、紙巻きたばこに比べてたばこ代を50%ほど節約することができます。
通常、コンビニで売られている紙巻きたばこは、すでに製品として完成しています。
手巻きたばこというのは、たばこ葉を自らペーパーで巻いてたばこを作るスタイル。
まさに、自分で巻くので「手巻きたばこ」というわけです。
たばこ葉(シャグとも言う)、ペーパー、フィルターを自分好みにカスタマイズできるので、オリジナルのたばこが作れるのも魅力の一つ。
ただ、自分でたばこを巻く必要があり、手間がかかる点は注意しましょう。
ヴェポライザー
ヴェポライザーとは加熱式たばこの一種で、たばこ葉(シャグ)を加熱して喫煙するもの。
チャンバーと呼ばれる小さなスペースにシャグを詰め、電気の力で加熱します。
たばこ葉なので当然、ニコチンを含んでいます。
たばこ葉を加熱するという点では、アイコスやグローに近いです。
とにかくコスパが良く、たばこ代を大幅に節約することができます。(50%~70%近くカット)