セーラムたばこの種類や値段は?おすすめの銘柄も紹介

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ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
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アメリカの大手たばこメーカー、R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーがかつて世界初となる「フィルター付メンソールシガレット」としてリリースしたセーラム。今ほどメンソールたばこの種類がなかった時代は、その代名詞のように言われた名ブランドですが、本記事では、このセーラムについてスペック、値段、ストーリーなどをご紹介します。

セーラムの価格【2022年版】

かつてセーラムブランドは、日本市場版でも多くのフレーバーを展開していましたが、現在はたった1種のみが残っている状態で、その価格は570円。メンソールたばこの中にはもっと安価なものもありますが、従来からのファンに支持され続けることで、ブランドの意義が守り抜かれていると言って良いでしょう。

セーラムは1種類のみを展開

2022年時点でのセーラムは、以下の1種類になります。

  • セーラム・ライト・ボックス

1988年の発売以来、変わらぬ味わいが魅力ですが、発売当時はR.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーによるものでしたが、現行品は日本たばこ産業によるものです。以下がスペックになります。

セーラム・ライト・ボックス

発売当時とはパッケージデザインが異なるものの、どこか80年代的な趣きのデザインが秀逸。もちろん、セーラム特有のキック感のある優れた喫味バランスとスッキリした味わいはそのままで、今なお根強いファンを持つ銘柄です。

タール 7mg
ニコチン 0.6mg
本数 20本
価格 570円(税込)

【オススメ銘柄】セーラム・ライト・ボックス

海外市場はわかりませんが、日本におけるセーラムブランドは、セーラム・ライト・ボックスのみの展開ですので、ここではオススメ銘柄として、このフレーバーのみを実際に吸ってご紹介します。

タール7mgというミドル的なスペックのボディは、メンソールたばこでありながらしっかりとした喫味が感じられ、この点も根強い支持の理由だと思いました。メンソールたばこの中には「スースーしかしない」と感じるものもありますが、セーラム・ライト・ボックスはもともとのたばこ葉の風合いを殺さず、清涼感を加えている点が特徴で、このあたりは「フィルター付メンソールシガレット」として世界を切り開いたブランドならではの繊細な喫味設計のようにも思います。

メンソールたばこが濫立する今となっては、やや影が薄く感じなくもないセーラム・ライト・ボックスですが、メンソール愛好家でまだセーラムを吸ったことがない方には是非ともトライしてほしいです。メンソールたばこの本来の喫味設計はこれなのだ、ということを実感していただけることウケアイです。

セーラムのストーリー:セーラムはどのようにして生まれた?

今なお高齢の喫煙愛好家の中には「メンソール=セーラム」という認識を持つ人もいるほどのインパクトを日本のたばこ市場に与えたセーラム。1988年の日本での発売当時、それまでになかったタイプの新鮮な味わいとパッケージデザインが喫煙者たちに鮮烈に映り、「持っていること自体がオシャレ」といった風潮さえあったほどでした。

ただし、セーラムブランドのもともとの成り立ちは意外と古く、R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーが世界に先駆けて開発、発売したのは1956年のことです。

このブランド名は、たばこ産業や繊維産業で栄え、R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーの拠点でもあったウインストン・セーラムというアメリカ、ノースカロライナ州にある街からとられたものでした。現在、ウインストン・セーラムは地元大学が牽引するカタチで、バイオテクノロジー、医療、ナノテクノロジーといったハイテク産業の街へと変貌を遂げ、R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーのたばこ倉庫なども買取し、ハイテク産業における研究所にするなどに転じています。

また、R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーは1990年代以降、分社化するなどし、その一部を日本たばこ産業が買い取るなどした一方、本体はイギリスのたばこメーカー、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社の子会社になるなど、M&Aが行われるようになりました。

この経緯からの喫煙者の素直な感想としては、かつてセーラムブランドを立ち上げたときのようなたばこ文化をリードするようなアツい印象のあるメーカーから、一企業になったような残念な印象を抱きますが、現在も、本国アメリカではR.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーが製造販売を継続し続けています。

他方、このR.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーの複雑なM&Aに翻弄されたきらいがあるのが、セーラムブランドで、日本市場ではかつて複数の銘柄が存在し、ピアニッシモなども実はセーラムシリーズの1銘柄でした。

しかし、アメリカ以外の製造販売を日本たばこ産業が行うようになった2000年代以降、セーラムブランドの銘柄数はかなり絞り込まれていき、2000年代後半にはセーラム・ライト・ボックス以外の銘柄が廃止になってしまいました。

ただし、セーラムが完全なる廃止となっていないのは不幸中の幸いで、今なお愛好家の厚い支持によってブランドが守られています。

メンソールたばこの草分け的存在のセーラムの味わいを楽しもう

かつて、メンソールたばこは「女性向けたばこ」といった印象があり、セーラムはその代表的な存在感がありました。しかし、セーラムブランドの一つだったピアニッシモが、女性向けメンソールたばこのブランドとして独立して以降は、セーラム自体はむしろ「昔ながらメンソールの味わい」を嗜む男性向けブランドに転じました。このことで、中世的というよりはどこか爽やかな男性像をイメージさせるような現在のパッケージデザインになったように感じられます。

いずれにしても、セーラムが、たばこの長い歴史に革命を起こしたブランドであることには変わりがなく、後続のメンソールたばこの追随を許さないような繊細な味わいのように感じます。是非これらストーリーを把握した上で、セーラムの唯一無二の味わいを楽しんでみてください。メンソールの草分けの味わいに、感慨深い思いを抱かされるはずです。

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