【シャグレビュー】キャメルオリジナルをヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想|CAPNOS
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【シャグレビュー】キャメルオリジナルをヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想

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ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
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世界中のあらゆる地域で目にする、らくだのパッケージのたばこ、CAMELシリーズ。もともとはアメリカ発祥のものですが、複数の国でライセンス生産が行われており、その微妙な喫味の差からマニアや関連商品のコレクターが多いのも同銘柄の特徴です。

日本でも特に80年代にはCAMELシリーズのテレビCMを観る機会がありました。「たばこのテレビCM」……今では考えられないことですが、かつてはそれだけ喫煙者が多く、たばこを嗜むことを寛容するおおらかさがあったように思います。

話が少々ズレてしまいましたが、今回試すシャグはCAMEL(キャメル )オリジナルです。

前述の通り、CAMELシリーズは複数の国で生産されており、パッケージ型は日本国内で行われているようです。

しかし、このシャグはEUで作られているもの。これは筆者の先入観ですが、ライセンス生産の場合、往々にして日本生産版はインパクト控えめであるのに対し、ヨーロッパ産・アメリカ産は荒々しい喫味が立っているということ。

この先入観、今回のCAMEL(キャメル )オリジナルにも当てはまるのでしょうか。

CAMELシリーズ独特の黄土色のパッケージを前に、気分が高揚する筆者でしたが、さっそくヴェポライザー、紙巻き双方で試していきたいと思います。

■関連記事:シャグのおすすめをタイプ別に紹介

CAMEL(キャメル )オリジナルのスペック

  • CAMEL(キャメル )オリジナル
  • 生産国 EU
  • 価格 770円
  • 内容量 25g

開封

EU産であることを示す「MADE IN THE EU」と書かれたパッケージをめくり開封すると、ジッパー付きのパッケージとなっていました。

一度に手巻きにする場合はさほど気にならないものの、例えばヴェポライザーで複数回に渡って、開封・閉封を繰り返す場合、こういったジッパーは地味に有難いです。

CAMEL(キャメル )オリジナルはさほどキツくないですが、匂いの強いシャグの場合はなおさらです。

そのCAMEL(キャメル )オリジナルの葉の匂いは、鼻を近づけないと感じられないほどではあるものの、よく嗅いでみると、鉛筆の削り粉のような木と鉄分を連想させる香りで、その奥に酸味と甘味が入り混じっています。

他シャグに比べて控えめな分、繊細な喫味を期待します。まして世界中で愛されているCAMELシリーズの一つですので、奥ゆかしい仕上がりになっているであろう希望的観測を抱く筆者でした。

葉の感じ

深い茶色の葉に混じり、かすかに黄色い葉が混じったもので、ビジュアル的にはいかにもたばこな感じです。

葉1本1本は実に柔軟である一方、ほのかに芯と粘度があり、特に手巻きで嗜む際には全く不便がない印象を抱きました。

この辺りもCAMEL(キャメル )オリジナルに対し優等生的な印象を抱きましたが、その一方で葉が細か過ぎることもあり、燃やした際にガツンとしたキック感を味わうことができるか不安に思う点もあります。

これはあくまでも筆者の経験則ですが、葉が細かいシャグの喫味は、どうもアタック弱めになるという先入観があるからです。

筆者の意見が正しいかどうかはわかりませんが、こんな不安も抱きつつさっそくヴェポライザーから試していきたいと思います。

FENiX MINI PROで吸ってみた

葉が繊細なシャグでも、そのポテンシャルを繊細に引き出すお馴染みのヴェポライザー・FENiX MINI PROで試すことにしました。まずは190度から加熱をスタート。

さっそく喫煙していきます。

ーーー

まず口の中に香ばしさが広がり、味わうほどに芳醇な甘味も広がるとという、なかなか贅沢な喫味です。

ボディは弱めでありながらも、吸い終えた後味にはしっかり苦味も感じさせてくれ「さすがCAMEL」という感想を抱きました。

ただ、キック感は弱めであり、悪く言えば「これ、正しく吸えているのかな?」という印象も。

今一つ主張に欠けているようにも思いましたが、これも前述の「葉が細かいシャグ」特有のものなのでしょうか。

この辺の問題、ヴェポライザーの温度を上げることでクリアされることに期待しつつ、次に試してみたいと思います。

温度を上げて吸ってみた

FENiX MINI PRO220度に設定。

ーーー

190度で吸った際の喫味が、荒々しい印象に変わった一方、キック感は依然弱め。ガツンとした喫味を好む筆者には正直物足りなさを覚えました。

しかし、この弱めのキック感と、その奥に感じるCAMELならではの喫味を好む人もいるであろうことは想像できます。

この辺はまさに「好み」としか言いようがないですが、ただこの感じが好きな人には190度のほうがお勧めのようにも思いました。

220度は温度が高い分、CAMEL(キャメル )オリジナル特有のブレンドバランスが崩れてしまうような印象を抱いたからです。

次に手巻きにして吸ってみたいと思います。

手巻きで吸ってみた

想像通り、手巻きはしやすいCAMEL(キャメル )オリジナル。さっそくクルクル巻いて吸ってみます。

ーーー

ヴェポライザーでの感想同様キック感はかなり弱めですが、口の中に広がる喫味と独特のバランスは、手巻きのほうが確実にうまいです。

筆者の個人的な物足りなさを確かに感じながらも、CAMELならではの喫味を楽しみたいなら手巻きのほうが絶対良いように思いました。

CAMEL(キャメル )オリジナルの感想

ヴェポライザー、手巻きともキック感はかなり控えめである一方、独特のバランスを持つシャグでもありました。

他のたばこではあまり感じることがない、芳醇な甘味と後半で広がる苦味は、ある意味贅沢な印象も受けました。

ただ、どうしても筆者は「たばこなのだからガツンと来て欲しい」という思いが強いため、物足りなく感じたのも正直なところ。

この辺は好みによって好き・嫌いがはっきり分かれるところだろうとも思いました。

ヴェポライザー評価:2/5

手巻き評価:3/5

※本記事で紹介した , はリンク先でも詳しく紹介しています。

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