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喫煙具のカリスマブランド・柘製作所に聞いた! 手巻きたばこの謎・その②

『CAPNOS』のシャグレビューでは、加熱式たばこ・手巻き双方の喫味の違いをご紹介しています。特に手巻きで試すにあたっては、様々なアイテムが必要になりますが、その情報は極めて少なく、慣れないとなかなかうまく使いこなすことができないのも事実です。

そこで、あらゆる喫煙具を扱うカリスマブランド・柘製作所の代表取締役の三井弘司社長を突撃取材!

全6話で、手巻きたばこの謎について教えを請います。

第2回の今回は、手巻きたばこにある程度慣れ親しんでも、実はよくわからないままの方も多い「シャグの謎」について詳しく解説していただきました。

↑柘製作所代表取締役の三井弘司社長。10代の頃からのライター好きが高じて喫煙具に魅了され、ファッション業界から同社に転職。パイプ作りの見習いから始まり、30年以上の勤務を経て社長の役職に。バイク、洋服など、多彩な趣味を持たれている方です

手巻きの疑問「手巻きたばこの火がすぐ消えてしまうのはなんで?」

ーーシャグを自分で巻いて吸うようになって気付いたことなのですが、シガレットに比べて、すぐ火が消えてしまうんですよ。これは巻き方が良くないのでしょうか?

三井弘司社長(以下、三井) それは当然ですし、手巻きたばこ特有のことで、むしろ良いんですよ。

 

ーー良いんですか?

三井 シガレットは火をつけて放っておいても、ずっと燃えていますよね。

あれはシガレットのペーパーに助燃剤という、燃焼を助ける素材が使われているからよく燃えるのです。

たばこ葉というのは天然の葉っぱで、巻いているペーパーはパルプですよね。

そのたばこ葉とペーパーを一緒に火をつけた場合、燃える速度が絶対違ってくるわけで、その速度差をなくすために、シガレットのペーパーには助燃剤が使われているのですが、当社で扱っている手巻きたばこ用のZIGZAGなどのペーパーは、同じパルプでありながら、天然繊維を紙に採用しています。

シガレットのような助燃剤はなく、天然素材そのままであるため、たばこ葉との燃焼速度の差が生じて、火はすぐ消えてしまうことがあります。

しかし、シガレット・手巻きたばこの両方を嗜んでいる方ならわかっていただけると思いますが、シガレットを喫煙所で吸うと、煙の量が多く匂いもきつく、目に染みることもあります。

対する手巻きたばこの場合、品質の良いペーパーを使えば、シガレットよりもはるかに煙の量が少なく、匂いもきつくないんです。

確かに手巻きではすぐ火が消えることがありますが、それはたばこ葉を節約できると考えることができますし、手巻きの特性だと思って慣れていただくのが良いと思います。

↑柘製作所が展開するZIGZAG関連商品など。OCBというものはZIGZAGの姉妹ブランドだそうです

手巻きの疑問「よく目にするZIGZAGは、他メーカーの同商品と何が違うの?」

ーー柘製作所で扱われているZIGZAGは、あらゆるたばこ専門店でメチャクチャ目にしますが、他の手巻き用ペーパーと何が違うのですか?

三井 当社はZIGZAGの代理店なので手前味噌になりますが、世界で一番クオリティが高い手巻き用ペーパーだと思っています。

手巻き用ペーパーは様々なメーカーのものがありますが、業者の中には紙の工場からロールで紙を購入し、手巻きたばこ用に加工して販売するところもあります。

一方、ZIGZAGはフランスのレマン湖という水質がすごく良い地域に工場を持っており、エヴィアンの隣町で作られているんです。

もちろん前述のような紙を仕入れて加工するのではなく、原料のパルプ、麻の材料から仕入れて、綺麗な水に溶かして紙に生成しています。

また、手巻き用ペーパーは端に糊がついていますよね。

巻き終わりの際にペロッと舐めるものですが、この糊もZIGZAGはアカシアの木の樹液から抽出したもので、化学物質がいっさい入っていないです。

手巻きたばこを嗜むようになると、何度も糊を舐めることになりますが、化学物質を使ったものだと、体内に蓄積していってしまいます。

それをZIGZAGは良くないと判断し、天然素材だけで作っているんですね。安全性に、非常に気をつけているのがZIGZAGの特徴です。

アジアのある地域で販売されていたペーパーを使って吸ってみて驚いたことがあります。

ペーパーが粗悪な上、漂白剤を大量にぶち込んでいるせいで、たばことして火をつけた際に煙で目がチカチカするんです(苦笑)。

あるいは石油臭いとか、そういう粗悪なペーパーはごまんと出回っているのですが、その中でZIGZAGは本当に良いペーパーだと思いますよ。

色んなメーカーのペーパーを試していただければ、その差は歴然だと思います。ぜひ比べていただきたいですね。

↑フランスとスイスの間にあるレマン湖。この湖があるエリアにZIGZAGの製紙工場があるそうです

手巻きの疑問「シャグのおまけでついてくるペーパーは良くないの?」

ーーシャグを買うと、パッケージにおまけでペーパーが付いている場合があります。ああいったペーパーは良くないのでしょうか?

三井 一概に「良くない」とは言えないですけど、ノーブランドだったりあまり聞いたことがないメーカーのものだったりします。

何故、シャグにペーパーを付けているかと言うと、日本の税制がそうなっていて、紙を付けることで税金が安くなるからです。

逆に言えば、メーカーは仕方なく紙をつけているわけで、安い紙が採用されている場合があると思います。

他方、ヨーロッパでは日本と税制が異なるため、シャグにペーパーは付いておらず、シャグとペーパーを別々に買うのがならわしです。

ですので、当社で販売しているシャグ、ブラックスパイダーにはおまけの紙はあえて付けていませんよ。

せっかく美味しく作ったシャグなのに、安いペーパーで味を台無しにしたくないからです。

ですので、やはりシャグとペーパーは、ご自身で選んだ良いものを使うのが良いです。

↑「手巻きにする際は、おまけのペーパーではなく、品質の良いペーパーを選ぶべき」と三井社長

次回もさらに深く、手巻きたばこおよびシャグの秘密について三井社長にお話をお聞きします。お楽しみに!

次記事:喫煙具のカリスマブランド・柘製作所に聞いた! 手巻きたばこの謎・その③

 

▶︎ 取材記事リンク

喫煙具のカリスマブランド・柘製作所に聞いた! 手巻きたばこの謎・その①

喫煙具のカリスマブランド・柘製作所に聞いた! 手巻きたばこの謎・その②

喫煙具のカリスマブランド・柘製作所に聞いた! 手巻きたばこの謎・その③

喫煙具のカリスマブランド・柘製作所に聞いた! 手巻きたばこの謎・その④

喫煙具のカリスマブランド・柘製作所に聞いた! 手巻きたばこの謎・その⑤

喫煙具のカリスマブランド・柘製作所に聞いた! 手巻きたばこの謎・その⑥【最終回】

松田義人
松田義人(まつだ・よしひと) ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。

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