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2023年のタバコ代値上がりはどうなるのか?政府発表から読み解く

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タバコ代は年々、値上げされています。直近では2020年、2021年、2022年と毎年のように実施されました。では、2023年は値上げは実施されるのでしょうか?政府の動きから2023年のタバコ代増税について掘り下げます。

2023年はタバコ代の値上げは実施される?

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結論から言うと、2023年はタバコ増税はされない可能性が高いです。その理由は政府が2022年12月に発表した内容をベースに予測しています。

ご存知の方も多いと思いますが、2022年12月頃に突如として防衛費増大による増税論が一気に進みました。岸田首相が増税に際し『国民が自らの責任として…』と発言し非難轟々だったのは記憶に新しいです。(その後、政府は発言のニュアンスを一部修正)

国会議事堂

ウクラナイ問題やコロナの影響で物価高が家計を本格的に直撃し始めたこともあり、突然の増税議論に各方面から批判が噴出しました。こうした予想以上の批判に方針を転換したのか、2022年12月15日の自民税制調査会では、妥協案として増税対象を法人税・所得税・タバコの3つを列挙。そして、増税時期は2024年以降の適切な時期に行うとしました。

さらりとタバコ税が増税のテーブルに上がっていたのは驚きですが、『増税時期は2024年以降適切に行う』と発言していることから、ひとまず2023年の増税はないと考えてもよいでしょう。

2022年は加熱式タバコのみ値上げが実施された

記憶に新しいですが、2022年10月にタバコ代の値上げが実施されました。内容は紙巻きタバコは除外され加熱式たばこのみ値上げ。アイコスやプルームテック、グローの加熱式タバコが増税されました。

アイコスイルマワンレビュー4

加熱式タバコのIQOS

政府が以前に発表した資料では、平成30年から5回に分けて加熱式タバコの増税が予定されていました。その5回目に当たるのが2022年10月のたばこ代値上げだったわけです。

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引用:たばこ税等に関する資料 | 財務省公式HP

2023年の加熱式タバコ価格一覧

2022年増税後の加熱式タバコの価格は以下の通りとなりました。

アイコス

参考記事:フィリップ モリス社製たばこ製品の小売定価改定を認可申請

マールボロ

ヒートスティック

600円
ヒーツ 550円
テリア 580円
センティア 530円

アイコス3で使えるヒートスティックやヒーツは値上がりしましたが、アイコスイルマ専用銘柄のテリアとセンティアは価格据え置きです。若干、テリアとセンティアの方が安くなっています。

なお、2024年1月でマールボロとヒーツの販売は終了します。

プルーム

メビウスオプションレッド6

参考記事:JT製加熱式たばこの小売定価改定

プルームテック 580円
プルームテックプラス 580円
プルームエックス 【メビウス】

570円

【キャメル】

500円

グロー

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グローの値上げは少しイレギュラーで10月実施ではなく、11月にずれ込みました。

グロー 【ネオ】

560円

【ケント】

500円

グローハイパー 【クール】

520円

【ネオ】

540円

【ケント】

500円

【ラッキーストライク】

450円

※12本入りは300円

2023年の紙巻タバコ価格一覧

代表的な紙巻タバコ銘柄の2023年現在の価格を一覧で紹介します。

メビウス 580円
セブンスター 600円
ラッキーストライク 600円
ピアニッシモ 570円
ホープ 600円
ウィンストン 530円
セーラム 570円

タバコ代値上げに対する4つの対策

豚の貯金箱

現状、2023年のたばこ代値上げはないと考えてよさそうです。しかし、何があるか分かりません。議論が蒸し返されて2023年増税!という話しもあるかもしれませんし、『2024年以降の適切な時期に〜』と言っていることから2024年以降のいつかのタイミングで増税する可能性はほぼ確実でしょう。

以前、政府内でタバコ代は1,000円を目指すという案が出たことから、昨今の増税トレンドを踏まえると上がる可能性しか見えません。

そこで愛煙家としては値上げの対策を考える必要がありますが、以下4つの対策が考えられます。

  1. 値上げを機に禁煙に挑戦する
  2. たばこ代が節約できる電子タバコに乗り換える
  3. たばこ代が節約できる手巻きたばこに乗り換える
  4. 価格が安いたばこに切り替える

下記では、それぞれの対策について詳しく解説していきます。たばこ代を節約する方法を探している方はぜひ参考にしてみてください。

対策1:禁煙

たばこをスパッと辞めれば、たばこ代の値上げに悩む必要もなくなります。(ハードルはかなり高いですが)禁煙サポート商品もたくさんあるので、以前より禁煙へのハードルは低くなっているように感じます。

例えば、普段のたばこにセットして喫煙しながら禁煙に挑戦できる離煙パイプという製品があります。

離煙パイプ16

普段の喫煙習慣はそのままに、パイプの形状により体内に入るニコチンやタールを抑えるというものです。最初は、ニコチン削減率10%ほどでスタートし、段階的に摂取するニコチンを抑えていくという画期的な製品。

【レビュー】離煙パイプで禁煙に挑戦してみた1ヶ月の記録

対策2:電子タバコ

昨今の嫌煙ブームやたばこ代の値上げにより、ユーザーを伸ばしているのが電子たばこです。電子たばことは、液体リキッドを電気の力で加熱し発生した蒸気を喫煙するもの。

海外の電子たばこはニコチンを含みますが、日本の法律だとニコチン入りは販売できないのでニコチンなしになります。ニコチンなし、タールなし、たばこの煙臭さなしで利用でき製品によっては紙巻きたばこよりランニングコストが安くなります。

ドクターベイプモデル2-9

累計1500万本を達成した電子たばこ『ドクターベイプ』

たばこ特有の煙の香りや、ニコチンが好きという人には物足りないと感じるかもしれません。しかし、メンソール系やフルーツ系のフレーバーを好む人にはおすすめの選択肢となります。

Dr.VAPE(ドクターベイプ)モデル2のレビュー。試してみた感想や口コミを詳しく紹介

対策3:手巻きタバコ(もしくはヴェポライザー)

喫煙習慣そのままに、たばこ代を安くしたい人も多いでしょう。たばこの味わいや習慣はそのままに、たばこ代を安くする方法として手巻きたばこという選択肢があります。

手巻きたばこは、その名の通りたばこ葉を自分で巻き、自分でたばこを作るものです。

普段、私たちが吸っている紙巻きたばこは3つのパーツで構成されます。

  • たばこ葉(シャグとも呼ばれます)
  • フィルター
  • ペーパー(たばこ葉をロールしている白い紙)

手元にたばこがある方は注意深く見てください。紙巻きたばこはこれら3つのパーツで成り立っていることが分かると思います。手巻きたばこは、これらのパーツを自分で用意し自分で巻くことでたばこを作ります。

たばこを一本ずつロールする手間はかかりますが、紙巻きたばこに比べて1/3ほど費用を抑えることができます。その分、たばこを自分で巻く作業が発生するので手間がかかる点も知っておきましょう。

ヴェポライザーにすると、さらにたばこ代は節約することができます。

【2022年版】ヴェポライザーのおすすめを紹介

対策4:価格の安い銘柄に切り替える

この方法は手巻きたばこほど、たばこ代を節約できるわけではありません。しかし、普段の喫煙習慣はそのままに、たばこ代を節約することができます。例えば、最近ではJTが販売するキャメルブランドで1箱430円のキャメルクラフトが発売されました。

キャメルクラフト

同じ20本入りにも関わらず、非常に安いたばこ代が魅力です。

【レビュー】1箱430円のキャメルクラフトを試してみた

 

そして、人気タバコ銘柄のメビウスでも1箱500円のメビウスEシリーズが販売されています。

メビウスEシリーズ2

1箱500円のメビウスEシリーズをふつうのメビウスと吸い比べてみた

筆者は両銘柄とも試したのですが、安かろう悪かろうではなく普通に美味しかったです。金額が安い分、コスパの良い紙巻きタバコと言えるのではないでしょうか。

今後も、タバコ各社は価格の安いタバコを市場に投入してくると思うので、うまく活用すればタバコ代を抑えることができます。

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